こんにちは、HSPブロガーのまさちゃんです。今回は「HSPが飲食店バイトに向いていない理由」というテーマで記事を書いていきます。
ホールにしろキッチンにしろ、HSPには飲食店バイトに向いていない要素がたくさんあります。今回はそれらを紹介していきます。今まさに飲食店でバイトをしようと思っているそこのあなた、もしくは既に飲食店バイトをしていて「辞めたい」と感じているあなたに、ぜひ読んでいただきたい内容になっています。
なお、タイトルに「バイト」と入っていますが、社員として働く場合でも同じです。飲食店で社員として働いている方、これから飲食店への就職を検討している方もぜひ読んでいただければと思います。
記事を読み終わる頃には、今後の方向性が見えるようになっているでしょう。それでは内容に入っていきます。
物心ついた頃からずっと、なんとなく生きづらさを感じていました。HSPという言葉を知って、「ああこれは特殊能力なんだな」と感じて、少し気が楽になりました。
その後HSPについて色々と調べ、実践しているうちに、自分なりの生きやすい人生を手に入れました。過去の僕と同じ状況で苦しんでいる方に、少しでも生きやすい人生を考える機会となれれば幸いです。
HSPが飲食店バイトに向いていない理由
いきなり本題です。HSPが飲食店バイトに向いていない理由を紹介していきます。
スピードが求められるから
飲食店バイトはスピードが求められることが多いです。HSPはそれが苦手なので、飲食店バイトには向いていないですね。
例えばファミレスで働いているスタッフさんを思い出してみてください。ホールスタッフはずっと忙しそうに動き回っていますよね。接客をしたり、料理を運んだり、テーブルを片付けたりと、とにかく忙しそうです。その裏で働くキッチンスタッフももちろん、ひたすら料理を作り続けている姿が想像できます。
忙しい時間帯だと、一息入れる時間もないほど動き続けてめちゃくちゃきつい、という話はよく聞きます。ゆっくり丁寧にクオリティーの高い仕事をするのが得意なHSPは、その強みを活かすことができないためつらさを感じてしまうでしょう。
賑やかな空気感が疲れるから
お店にもよりますが、飲食店は基本的に賑やかなところが多いですよね。HSPは騒がしいところにいると消耗してしまうので、この点も向いていないと言えます。
これは例えば居酒屋などがわかりやすいでしょうか。お酒を飲んで心が大きくなっている人たちは、声が大きくなります。そうなると当然、働いているスタッフの声も大きくなりますよね。自分もお酒を入れて心を広くできれば良いのですが、バイトだとそうもいかず、ただただ賑やかな雰囲気に消耗し続けるしかありません。
疲れ果ててその後のプライベート時間を楽しめなくなってしまうことは、想像に難しくないですね。
同じことの繰り返しがつらいから
これもお店によりますが、同じことの繰り返しでつらさを感じる人もいます。HSPには飽きっぽい人が多かったり、クリエイティブな作業が好きな人が多いので、この点は合わない可能性が高いですね。
いやいや、毎日違うお客さんの相手をしているし、作っている料理も季節ごとに変わるから、全然同じことの繰り返しじゃないじゃん。と思った方もいるかと思いますが、よく考えてみてください。お客さんと会話をしながらおすすめ商品を提案していく、とかなら毎回違う対応になりますが、バイトのホールスタッフは希望的に料理を運ぶ、テーブルを片付ける、会計をする、などのお客さんによって対応を変える必要のない仕事です。
料理を自分で創意工夫できるならクリエイティブな仕事ですが、バイトのキッチンスタッフは決められた手順通りに調理していくので工夫の余地があまりありません。HSPにとっては苦痛に感じてしまうポイントと言っていいでしょう。
不特定多数の人と関わるから
ホールスタッフに限りますが、毎日たくさんのお客さんと関わることになります。HSPは相手に気を遣いすぎて疲れを溜めやすいので、初対面の人との関わりを繰り返す仕事は向いていません。
また、お客さんの中にはHSPが苦手とするタイプの人もいます。「俺は客だぞ」という態度で接してくる高圧的な人、意味不明な文句を言ってくる理不尽なクレーマー、周りに迷惑なほどバカ騒ぎし続ける集団。もちろん大多数のお客さんはまともな人ですが、多くの人を相手にしていればこういった苦手なタイプの人に出くわす可能性は高まるでしょう。
スタッフの人間関係が悪いから
すみません、これもお店による部分があるので、関係者の方は悪く思わないでください。HSPは周りの感情をもらいやすいので、人間関係が悪い職場だと大きなストレスを感じてしまいます。
ここまでで紹介した通り、飲食店のスタッフはスピードが求められたり、横柄なお客さんの対応があったりでとても大変です。土日祝日の勤務もありますし、遅い時間帯の勤務もあります。仕込みなどで早朝から働くこともあります。そして基本的に立ち仕事です。平均年収も、他の業種より低いです。
これらの影響から、社員・バイト共に疲れていたりイライラしていたりすることが多いです。皆さんも飲食店に行って、明らかにイライラしている店員さんや、やる気のない店員さんを見たことがあるでしょう。そういった職場で働くのは、HSPには難しいでしょう。
飲食店のバイト先を選ぶ際に注意すべきこと
というわけでHSPは基本的に飲食店でのアルバイトは向いていません。他のバイトを検討すべきかと思いますが、それでも飲食店でバイトしたい人はいますよね。
- 料理のスキルを身につけたい
- 接客のスキルを身につけたい
- コミュ力を上げたい
- 環境的に飲食店以外にバイトできるところがない
- 憧れの飲食店がある
などなど。僕もバイトで料理スキルが身につくならやってみたいな、と思ったことがありました。居酒屋さんでバイトをしている友人はみんなコミュ力が高いので、コミュ力を鍛えるために居酒屋でバイトをしたいと思ったこともあります。敢えてきつい仕事を経験して、ストレス耐性をつけておきたいという人もいるかもしれませんね。
HSPに向いていない要素が多いということを理解した上で飲食店バイトにチャレンジしたいということであれば、それはもちろんやるべきです。その際は以下の点に注意してお店を選ぶことで、HSPでも比較的働きやすいお店に出会える可能性を高められます。
- 料理にこだわっているお店
- スタッフが足りているお店
- スタッフの接客が良いお店
- 薄利多売のお店以外
- 雰囲気が落ち着いているお店
ファミレスやチェーンの居酒屋などは避けるのが無難ですが、上記に該当している点があるのであれば検討してみてもいいかもしれません。例えばロイヤルホストとかレッドロブスターとかであれば、安さ重視のお店よりも客層は落ち着いているでしょう。回っているお寿司屋さんよりは、回っていないお寿司屋さんの方がスピードより丁寧な接客を求められることも多いですよね。
飲食店でアルバイトをする際には、これらの点に注意して選ぶようにしましょう。
辞めたいなら辞めてもOK
そして最後に、現時点で飲食店バイトをしていて、「辞めたい」と感じているHSPの方にお伝えしたいことがあります。
それは、「辞めたいなら辞めてもOKですよ。」ということです。
その仕事はHSPには向いていません。世の中にはHSPに向いているバイトもたくさんあるので、そっちで働いた方が幸せになれるはずです。人には向き不向きがあります。HSPにとっての向き不向きを知った上でバイト選びをすることで、楽しみつつお金を稼げる可能性を高められますよ。
以下に、HSPに向いているバイト15選をまとめました。ぜひ参考にしてみてください。
まとめ
というわけで、今回は「HSPが飲食店バイトに向いていない理由」というテーマで記事にまとめました。もう1度、この記事の内容を振り返っていきます。
- HSPが飲食店バイトに向いていない理由
スピードが求められるから
賑やかな空気感が疲れるから
同じことの繰り返しがつらいから
不特定多数の人と関わるから
スタッフの人間関係が悪いから - 飲食店のバイト先を選ぶ際に注意すべきこと
以下の点に注意してお店を選ぶ
料理にこだわっているお店
スタッフが足りているお店
スタッフの接客が良いお店
薄利多売のお店以外
雰囲気が落ち着いているお店 - 辞めたいなら辞めてもOK
以下の記事を参考に
向いているバイト15選の記事
いかがでしたでしょうか。
ネガティブなことばかり書いてしまいましたが、これらを知った上で飲食店バイトをするのと、知らずにやり始めるのとでは、入ってから「こんなはずじゃなかった」と後悔する確率が大きく変わってきます。今回の記事を読んだ上でそれでも飲食店バイトをしたいという方は、きっと充実したバイト生活を送れることでしょう。頑張ってください。応援しています。
なお、料理をすること自体はHSPに向いている要素が結構あります。飲食店バイトで料理のスキルを身につけ、将来的に自分で工夫して料理を作ることができるようになれば、HSPの感性を活かしてクオリティーの高い仕事ができるはずです。将来の独立も見えてきますね。そういった方面を目指すのであれば、多少苦しくても飲食店バイトで経験を積むべきでしょう。
それでは、この記事を読んでくださったHSPの方々が、自分に合ったバイト先を見つけられることを願っています。
今回は以上になります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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