こんにちは、HSPブロガーのまさちゃんです。今回は「HSPがパニックになるのはどんなとき?」というテーマでお話ししていきます。
何をどうしていいかわからずに頭が真っ白になった経験があるHSPの人は多いのではないでしょうか。僕もHSPですが、以前はよくそんな状態なっていました。ですが、自分なりに調べたことを色々と実践した結果、今ではパニックになることはほとんどなくなりました。
そこで今回の記事では、HSPがパニックになりやすいのはどんなときなのかをまず最初に解説していきます。記事の後半では僕が実践してみて効果を感じた、パニック防止の方法を紹介していきます。読み終わる頃には、パニックに陥る可能性を減らしてより快適に過ごせるイメージができているはずです。それでは内容に入っていきます。
物心ついた頃からずっと、なんとなく生きづらさを感じていました。HSPという言葉を知って、「ああこれは特殊能力なんだな」と感じて、少し気が楽になりました。
その後HSPについて色々と調べ、実践しているうちに、自分なりの生きやすい人生を手に入れました。過去の僕と同じ状況で苦しんでいる方に、少しでも生きやすい人生を考える機会となれれば幸いです。
HSPがパニックになるのはどんなとき?
まずはHSPがどんなときにパニックになるのかを解説していきます。パニックになりやすい状態がわかれば、パニックになる前に対処することができますからね。以下の5つの状況が、パニックに陥りやすい状況です。
- マルチタスクを強いられているとき
- 疲れやストレスが溜まっているとき
- 気圧が乱れているとき
- 糖質を摂りすぎたとき
- 苦手な人と関わっているとき
マルチタスクを強いられているとき
仕事でマルチタスクを強いられときにパニックになると感じている人は多いと思います。HSPはマルチタスクが苦手だというのは、このブログ内ではもうお馴染みの話。1つのことに集中してクオリティー高い仕事をするのが得意かつ好きなHSPにとって、マルチタスクは苦手かつ嫌いなものです。どの順番で何をどう処理したら良いのかを頭の中でぐちゃぐちゃと考えてしまった結果、収拾がつかなくなってしまい、パニックになります。
疲れやストレスが溜まっているとき
疲れやストレスが溜まっているときにパニックになりやすいと感じている人も多いはずです。疲れが溜まっている状態だと、いつもより仕事の進みが遅いです。仕事の進みが遅いとイライラするので、以下のような小さな刺激にも反応しやすい状態になってしまいます。
- 周りの人たちの雑談の内容
- 後ろを歩く人の靴の音
- 横でパソコン作業をしている人のタイピング音
- 電話の鳴り響く音
- 遠くの方で聞こえる怒鳴り声
- 永遠に終わらないのではないかという量の膨大な仕事
いつもなら受け流せる刺激も、疲れやストレスを溜め込んでいると受け流せなくなってしまいます。
HSPはただでさえ、刺激に敏感で疲れやストレスを溜めやすいという特性があります。疲れやストレスが溜まると、難しく考える必要がないものを難しく考えてしまったり、マルチタスクになってしまったりが発生します。パニックになる可能性は高いですね。
気圧が乱れているとき
僕は数年前から「頭痛ーる」というアプリを使っています。気圧の変化がグラフで表示されていて、急激に気圧が変化しているときは「警戒」「注意」などの表示がされるというアプリです。
無料版でも数日先の気圧変化の予報まで見れるようになっているので、明日は気圧の変化が大きいから体調悪いかもな、のような予測ができます。めちゃくちゃ便利なアプリです。僕はこのアプリを入れてから、調子が悪いと感じたときはすぐにこのアプリを開いて気圧を確認するようにしています。
- なんか今日頭が回らないな
- なんか今日肩こりがきついな
- なんか今日周りの言葉にイライラしやすいな
- なんか今日仕事の進みが悪いな
こんなときに頭痛ーるを開くと、ほぼ間違いなく気圧が大きく変化しています。つまり、「気圧の変化が大きいときはHSPの調子が悪い」ということです。
そして調子が悪い日は、仕事が進まずにマルチタスクになることもあるし、周りの刺激に敏感になりすぎて疲れが溜まってしまったりもするでしょう。パニックになりやすい状態になっていると言えます。
- 気圧が安定している
→ストレスが受け流せる
→パニックになりにくい - 気圧が大きく変化している
→受け流せずにダメージを受ける
→パニックになりやすい
人による部分もあると思いますが、HSPの調子は気圧次第で大きく変化すると考えておくと、予測がしやすくて気持ちも楽です。
糖質を摂りすぎたとき
糖質の取りすぎも大きなダメージになり得ます。食後に眠くなったり頭がぼーっとしてしまうことは、多くの人が経験したことがあると思います。これは、糖質を摂取したことによって発生する「血糖値スパイク」という現象が原因です。食後に血糖値が急上昇し、その後に急降下する現象です。刺激に敏感なHSPは、糖質が摂取されたことを敏感に感じ取ってしまい、この現象も起こりやすくなるのではないかと僕は感じています。
眠いときや頭がぼーっとしているときに仕事をしようとしても、進まないです。思うように進まずに、イライラすることもあるでしょう。疲れも溜まりますし、マルチタスクにもなる可能性が高いです。糖質の摂りすぎは、パニックにつながりやすいと言えますね。
苦手な人と関わっているとき
高圧的な人と話しているときに、パニックになってしまった経験があるHSPは多いのではないでしょうか。
いつでも偉そうに上から目線で威圧してくる人、いますよね。こういった人と話していると、とにかくストレスが溜まります。ストレスが溜まったところにさらに追撃で高圧的な言葉をぶつけられると、パニックになって当然です。追撃がない場合でも、パニックになりやすい状態になってしまっていることには違いないので、その後のちょっとしたことでパニックになってしまう可能性は高いですね。
高圧的な人を例にしましたが、HSPが苦手なタイプの人は他にもいます。そういった人と関わっている時間は苦痛ですし、ストレスも溜まるので、パニックになりやすい状態と言えます。
HSPのパニック防止方法
ここからはHSPがパニックにならないために、どんなことに気をつけたら良いのかを解説していきます。
- シングルタスクだけにする
- 疲れない工夫をする
- 気圧をチェックする
- 食事を見直す
- 苦手な人と距離を置く
シングルタスクだけにする
マルチタスクはシングルタスク化するしかないですね。マルチタスクに慣れろと言われてもHSPには難しいので。なるべくシングルタスクに切り分けて、どうにもならない部分だけマルチタスクで処理する感じにしていきましょう。
マルチタスクの処理方法については別記事にまとめているので、詳しくはそちらを見て欲しいですね。シングルタスクに切り分けつつ、タスク管理ツールを使いつつ、集中できる環境を作る、という三段構えで解説しています。
疲れない工夫をする
疲れ対策としては色々ありますね。日頃から意識しておくべき工夫、仕事の日に意識すべき工夫、この2つに分けて紹介していきます。まず日頃から意識しておくべき工夫としては、ありきたりですが以下のようなものがありますね。
- 一人時間を多めに確保する
- 湯船にゆっくり浸かる
- 空腹の時間を設ける
- 長めに睡眠をとる
- 適度に運動する
- 動物と戯れる
などなどです。全部大事ですが、特に意識すべきなのは一人時間の確保ですね。HSPは人付き合いで疲れが溜まりやすいです。気を遣いすぎてしまうからです。
ストレス解消のために誰かと飲みにいくというのもたまには良いですが、仕事で疲れてその後の飲み会でも疲れて、となってしまっては身体がもちません。次の日の仕事でパニックに陥ってしまう可能性も高まります。疲れが溜まっていると感じたら、一人で自由な時間を過ごすという意識は持っておいた方がいいです。
続いて仕事の日に意識すべき工夫としては以下のようなものがあります。
- 満員電車を避ける
- こまめに休憩をとる
- ぼーっとする時間を作る
- 耳栓やノイキャンイヤホンを使う
- 仕事場を自分好みの環境に整える
- 休憩時間は一人で静かな場所で過ごす
などなどですね。耳栓やノイキャンイヤホンは職場によっては使えないところもあるかと思います。使えそうな場合は積極的に使っていくことをおすすめします。
上記の中で一番意識すべきなのは休憩時間の過ごし方ですね。同僚とランチに行く時間や、食後の雑談時間も大事ですが、多くのHSPにとってはそれらの時間は休まらない時間です。午前中の仕事で疲れているのに、昼休憩でさらに疲れを溜めてしまっては、午後の仕事がうまくいきません。パニックにもなりやすい状態になってしまいます。
そうならないためにも、休憩時間はなるべく一人になることを意識しましょう。僕の例ですが、休憩時間になったらまず職場の休憩室でお弁当を食べます。10分〜15分くらいで食べ終えて、その後は散歩に行きます。ノイキャンイヤホンをして外の音をカットして、ゆっくり景色を楽しみながら神社に行きます。神社でお参りして心を鎮め、帰り道も景色を見ながらゆっくり歩いて職場に戻ります。雨の日もこのルーティーンですが、雨が強すぎる日は職場の休憩室でノイキャンイヤホンを付けて読書ですね。イヤホンを付けていると誰にも話しかけられないのでおすすめです。
こんな感じでとにかく一人の時間を確保することを意識することで、パニックに陥る可能性を減らせます。
気圧をチェックする
気圧のチェックもやっておいた方がいいですね。先ほども紹介した頭痛ーるというアプリがおすすめです。気圧をチェックすることで、調子が悪くなりそうな時間帯を把握することができます。
- 明日は気圧が乱れて調子が悪いだろうから、今日のうちに頑張っておこう
- 今日は朝から気圧が乱れて調子が悪いけど、午後は気圧が安定するらしいから遅れを取り返せそう
といった具合に調子が悪くなることを想定してスケジュールを立てられます。「調子が悪くてもしょうがない」と思えますし、「この後調子が良い時間帯がくる」という安心感も得られるので、気持ち的にかなり楽になります。
HSPは不安を感じやすいという特性がありますからね。「うわー仕事が進まないー」という状態が永遠に続くと感じると、不安や焦りにつながって最終的にパニックになってしまいます。調子の悪さは永遠に続くものではないんだということを知ることで不安が軽減でき、パニックになる可能性を減らせます。
食事を見直す
先ほど説明した通り、食事で糖質を摂取すると血糖値スパイクという現象が発生します。この現象のせいで、食後に頭がぼーっとしたり眠くなったりするわけです。なので食事を見直して血糖値スパイクが起こりづらい状態にできれば、パニックになる可能性を減らせますね。具体的な方法としては以下になります。
- 糖質を摂りすぎないこと
- ゆっくり食べること
- 食後に軽い運動をすること
- 野菜から食べること
- ご飯は冷たいまま食べること
- 間食をしないこと
- 胃や腸を休ませる時間を作ること
糖質を摂りすぎないというのが一番効果的ではありますが、普段から昼食でがっつり糖質を摂っている人にとっては、いきなり減らしすぎるのもストレスですよね。僕も何度かやったことがありますが、食べた気がしないと感じてしまったため挫折しました。
そこでやり始めたのは2つ目以降の方法です。ゆっくり食べて、散歩に行く。野菜から食べると胃がコーティングされて血糖値が上がりにくくなります。ご飯は冷たいまま食べた方が血糖値が上がりにくいです。間食するとまた血糖値が上昇してしまうので、間食は無し。これで午後の調子がかなり良くなりました。どれか1つだけでも意識してみてください。
ちなみに最後に書いた「胃や腸を休ませる時間を作ること」についてですが、僕は16時間断食というのをやっていて、めちゃくちゃ大きな効果を感じています。これについては書きたいことが山ほどあるので、また別の機会に記事にしていきたいと思います。
苦手な人と距離を置く
これはもう説明不要かと思いますが、苦手な人とはなるべく距離を置きましょう。以前、「HSPが合わない人10選」という記事を書きました。詳しくはその記事を読んで欲しいのですが、10選の部分だけ抽出すると以下の通りです。
- 何かと否定してくる人
- 愚痴や悪口が多い人
- ネガティブな人
- 無気力な人
- 感情的な人
- 誰かと比べる人
- 自分の価値観を押し付ける人
- 空気が読めない人
- 高圧的な人
- ため息が多い人
こういった人たちと一緒にいても良いことはないです。距離を置くことでストレスを減らせるので、パニックに陥る可能性も減らせます。距離を置くと仕事が成り立たない状況なのであれば、部署異動を申し出るなり転職を検討するなりした方がいいかもしれないですね。
まとめ
というわけで今回は「HSPがパニックになるのはどんなとき?」というテーマで記事にまとめました。簡単にこの記事の内容を振り返っていきましょう。
- HSPがパニックになるのはどんなとき?
マルチタスクを強いられているとき
疲れやストレスが溜まっているとき
気圧が乱れているとき
糖質を摂りすぎたとき
苦手な人と関わっているとき - HSPのパニック防止方法
シングルタスクだけにする
疲れない工夫をする
気圧をチェックする
食事を見直す
苦手な人と距離を置く
HSPでパニックになりやすいと感じている人は、ぜひ上記の方法をいくつか試してみてください。きっとこれまでより落ち着いて仕事をこなせている自分に出会えるはずです。
特におすすめなのは、休憩時間に一人になること、気圧チェック、ゆっくり食べる、の3つですね。比較的やりやすい3つなので、どれから取り入れようか迷っている人はこれらから入ってみるといいですよ。
今回は以上になります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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