こんにちは、HSPブロガーのまさちゃんです。今回は「HSPが人を誘えないときの対処法」というテーマでお話ししていきます。
この記事に辿り着いたあなたは、「人を誘うことが苦手だ」と感じているのではないでしょうか。「人を誘う」ということは、断られるかもしれないという不安や、相手に迷惑をかけてしまうのではないかという不安、誘いに乗ってもらった後の計画の不安など、HSPにとっては不安を感じる部分が多いですよね。それでも心の中では「誘いたい」という気持ちもある。
今回はそんな葛藤を感じているあなたに向けて、HSPが人を誘えないときの具体的な対処法を紹介していきます。それにあたって、HSPが人を誘えない理由についても詳しく解説していきます。記事を読み終わる頃には、きっと誘いたい誰かを誘うイメージが、頭に浮かんでいるかと思います。
それでは本題に入っていきます。
物心ついた頃からずっと、なんとなく生きづらさを感じていました。HSPという言葉を知って、「ああこれは特殊能力なんだな」と感じて、少し気が楽になりました。
その後HSPについて色々と調べ、実践しているうちに、自分なりの生きやすい人生を手に入れました。過去の僕と同じ状況で苦しんでいる方に、少しでも生きやすい人生を考える機会となれれば幸いです。
HSPが人を誘えない理由
まずはHSPが人を誘えない理由を説明していきます。主な理由は以下の3つですね。
- 断られたときに傷つくのが怖いから
- 相手のことを考えすぎてしまうから
- 自分主導で計画するのが苦手だから
断られたときに傷つくのが怖いから
HSPが人を誘えない理由、1つめは「断られたときに傷つくのが怖いから」です。
家族や友人に断られたくらいじゃ傷つくことはないかと思いますが、意を決して誘った尊敬する人や好意を寄せている人に断られたら、HSPでなくても傷つく可能性が高いですよね。
HSPはものごとを深く考えてしまう特性があるので、断られた理由を必要以上に考えすぎて立ち直るのに時間がかかったりもします。そういったリスクを想像しすぎてしまい、人を誘えなくなってしまうんです。
相手のことを考えすぎてしまうから
HSPが人を誘えない理由、2つめは「相手のことを考えすぎてしまうから」です。
- もし自分が誘ったら、相手はどう思うだろうか
- 喜んでくれるだろうか
- 面倒くさいと思うだろうか
- 断りづらくて苦痛を感じるのではないか
HSPは基本的に優しく、気遣いができ、共感力があります。そのため相手がどう思うかを細かく考えすぎてしまい、いつまでも誘えない、といったことが起こります。
相手がどう思うかなんて相手にしかわからないですからね。誘う前からあれやこれや考えても、結論は出ないです。なので結局、誘えません。
自分主導で計画するのが苦手だから
HSPが人を誘えない理由、3つめは「自分主導で計画するのが苦手だから」です。
誰かを誘うということは、自分主導で計画を進めなければならなくなる可能性が高いですよね。例えば異性をディズニーランドに誘っておいて、「計画を立てるの苦手だからよろしく」というのは言いづらいです。尊敬する相手を食事に誘っておいて、「お店選びは任せます」とは言えないです。
誘うということは、自分主導で計画するということです。ですがHSPはそれが苦手なんですよね。計画を立てるときも相手の好みやら性格やらを深く考えてしまうので、なかなか「これだ」という計画が定まりません。この苦痛を考えてしまい、人を誘えなくなってしまいます。
HSPが人を誘えないときの対処法
続いてHSPが人を誘えないときの対処法をいくつか紹介していきます。
とその前に、前提をお伝えしておきます。今回ご紹介する対処法の中には、「そもそも誘わなければいいじゃん」という話は入れていません。この記事を読んでくださっているということは、きっと現時点で「誘いたい誰かがいる」ということかと思います。
HSPは予定が苦手で、一人の時間が好き。そんなことはわかった上で、それでも誘いたい誰かがいるからこの記事を読んでくれているはず。そういった方の苦しい気持ちを少しでも楽にするのが、この記事の役目だと思うからです。なのでこれから紹介する対処法は、誘う前提での対処法になります。以下の3つを紹介していきます。
- 断りやすい雰囲気でふんわりと誘う
- ギリギリに誘う
- 「7秒だけでいいんで」と添える
断りやすい雰囲気でふんわりと誘う
まずは相手が断りやすい誘い方をすることですね。前提として、誘い方には基本的に次の2パターンがあります。
- ちょっと強引に誘うパターン
- 断りやすい雰囲気でふんわりと誘うパターン
この2つです。このうち強引に誘うパターンは、優しいHSPにはそもそも向いていないので、選択肢から外しましょう。HSPがストレスなく相手を誘うには、断りやすい雰囲気でふんわりと誘う作戦がおすすめです。
具体的には以下のような枕詞をつけることで、断りやすい雰囲気が出せます。
- もしよかったら
- もし空いてたら
- 嫌じゃなかったら
- 興味があったら
などなどですね。これをすることで、ふんわりとした誘い方になるので、相手にプレッシャーや不快感を与えにくくなります。そしてそもそも「断ってもいいよ」というスタンスで誘っているので、断られたときの精神的ダメージも少ないです。
実践しやすく、効果が高い方法なので、まだやっていない人はぜひ試してみてください。
ギリギリに誘う
断りやすい雰囲気を出すという意味では、ギリギリに誘うというのもおすすめです。ギリギリに誘うと聞くと、なんだか雑な誘い方をするように聞こえてしまうかもしれませんが、実は相手のことを思いやった優しい誘い方だったりします。
職場の上司や同僚から、帰り際に「今日これから一杯どう?」みたいな誘われ方をしたときのことをイメージしてみてください。圧倒的に断りやすくないですか?
今日はちょっと予定が入っちゃってて…って、言いやすいですよね。
例え予定が入っていなくても、相手の誘いに乗りたくなかったら「今日ちょっと予定が入っちゃってて…」という断り方ができます。急な誘いだから仕方ないよね、という気持ちがお互いにあるので、気まずくもなりません。
もし仮に、相手があなたの誘いに乗りたかったのに本当に予定があって断らざるを得なかった場合には、別日の提案があるはずです。「来週なら空いてますがどうですか?」と相手から言ってもらえたら、改めて日程を調整する流れになります。ここまできたらもう、誘うのが苦手なHSPでも苦手意識なく話が進みますね。
- 今日これから一杯どう?
- この後ランチ行くけど一緒にどう?
こんな感じで誘ってみると、相手へのプレッシャーを減らしつつ自然に誘えます。
「7秒だけでいいんで」と添える
そして最後にご紹介するのは、断られそうな空気を察知したときに言うべき追撃の一言です。
上記の2つを実践すると、断りやすい雰囲気を出しつつふんわり相手を誘うことができますが、その反面断られてしまう可能性も上がってしまいます。もちろん相手の気持ちを最優先にするという意味では、断られたらまあそれはそれで良いんですけど、できればせっかく頑張って誘ったんだから誘いに乗ってもらいたいところですよね。
「行ってもいいんだけど、ちょっと今回は断っとこうかな」くらいの人であれば、次の言葉を追加で放つことで誘いに乗ってもらえる可能性が高いです。
7秒だけでいいんで
これですね。
- 今日この後食事でもいきませんか?
→「行ってもいいんだけど、ちょっと今回は断っとこうかな」みたいな空気を察知する
→7秒だけでいいんで! - 明日映画でも観にいきませんか?
→「行ってもいいんだけど、ちょっと今回は断っとこうかな」みたいな空気を察知する
→7秒だけでいいんで! - 明日一緒にディズニーいきませんか?
→「行ってもいいんだけど、ちょっと今回は断っとこうかな」みたいな空気を察知する
→7秒だけでいいんで!
この言葉をかけるだけで、本気で誘っている感じが出ますし、ちょっと笑いも起きるので断ろうと思っている気まずい気持ちも和らぎます。素直に受け取ってくれる相手であれば、7秒だけならいいか、と勢いでOKしてもらえる可能性も高いです。
この方法は僕の友人から教えてもらったのですが、彼曰くかなりの確率で誘いに乗ってもらえるとのこと。実際に僕も、友人や同僚、上司や先輩を誘うときにたまに使いますが、結構OKしてもらえますね。
まとめ
というわけで、今回は「HSPが人を誘えないときの対処法」というテーマで記事を書きました。簡単にこの記事の内容を振り返っていきましょう。
- HSPが人を誘えない理由
断られたときに傷つくのが怖いから
相手のことを考えすぎてしまうから
自分主導で計画するのが苦手だから - HSPが人を誘えないときの対処法
断りやすい雰囲気でふんわりと誘う
ギリギリに誘う
「7秒だけでいいんで」と添える
HSPにとって人を誘うということは、かなりハードルが高いと感じられるかと思います。断られたときのことや、相手の感じること、誘いに乗ってもらえた後のこと、色々と考えすぎてしまい、誘えなくなってしまうのがHSPです。深く考えすぎてしまうというHSPの良い部分が、デメリットになってしまう例ですね。
ですが人を誘う際のストレスや不安を軽減する方法はあります。今回ご紹介した、「断りやすい雰囲気でふんわりと誘う」や「ギリギリに誘う」、「7秒だけでいいんでと添える」という方法は、HSPである僕がHSPの方向けに厳選した3つです。今後の人間関係に少しでも役立てていただければ幸いです。
今回は以上になります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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