こんにちは、HSPブロガーのまさちゃんです。今回は「HSPの逃げ癖の克服方法」というテーマでお話ししていきます。
HSPの中で、逃げ癖に悩まされている方はいませんか?
逃げたいと感じているだけならまだしも、実際に逃げてしまった方も多いのではないでしょうか。この記事を書いている僕もHSPですが、逃げ癖には悩まされてきました。「逃げる」と聞くとマイナスイメージがどうしてもついてくるので、「自分はすぐに逃げてしまったダメな人間だ」と自分を否定してしまうこともよくありました。
ですが逃げた結果、以前より状況が良くなったと感じることもたくさんありました。僕は転職を6回、計7社を経験していますが、今が一番充実しています。つまり、逃げるべきときは逃げていいということです。
今日は僕の体験談も踏まえつつ、逃げていいときと逃げない方がいいときの見分け方を紹介していきます。逃げ癖の克服方法についても後半で紹介しているので、ぜひ最後までご覧になってください。なお、今回は「仕事」での逃げ癖を想定した内容になっています。あらかじめご了承ください。
物心ついた頃からずっと、なんとなく生きづらさを感じていました。HSPという言葉を知って、「ああこれは特殊能力なんだな」と感じて、少し気が楽になりました。
その後HSPについて色々と調べ、実践しているうちに、自分なりの生きやすい人生を手に入れました。過去の僕と同じ状況で苦しんでいる方に、少しでも生きやすい人生を考える機会となれれば幸いです。
逃げたくなるのはなぜ?
まず、HSPが逃げたくなる理由を解説していきます。いろいろあるとは思いますが、主なものとしては以下の2つですね。
- ストレスや疲れを感じやすいから
- 将来の不安を感じやすいから
ストレスや疲れを感じやすいから
HSPは刺激に敏感なので、ストレスや疲れを感じやすいです。
- 周りの感情の変化が気になりすぎて、人間関係で悩みやすかったり
- 1つのことに集中したいのに、マルチタスクを強いられてしまったり
- 電話対応が苦手なのに、電話対応を強いられたり
- 職場の音が気になりすぎて、自分の仕事に集中できなかったり
普段の仕事の中で、こういったことでストレスを感じている方は多いかと思います。強いストレスを感じると、誰でもその場から逃げたいと思ってしまうでしょう。刺激に敏感なHSPは、そういった状況に追い込まれる可能性が高いです。
将来の不安を感じやすいから
HSPは物事を深く考えられるので、将来に対して不安を感じやすいというのも逃げたくなる理由の1つです。
- 自分はこのままでいいのか
- いやよくない
- もっといい選択肢があるはず
ということを深く深く考えていくうちに、将来への不安が大きくなってしまいます。未来のことは誰にもわからないのでそんなこと考えすぎてもしょうがないじゃないか、と普通の方なら思うでしょう。ですがHSPはそんなことを考えるのが好きで、心地いいんです。そしてそれが、「今の仕事を続けるのがベストじゃない」という結論につながりやすく、最終的に逃げたいと感じてしまうんです。
HSPが逃げて良い場面
逃げたくなる理由がわかったところで、「逃げていい場面」と「逃げない方がいい場面」の見分け方について解説していきます。逃げたいと思ったもの全てから逃げていたら前に進めませんし、逆に逃げないでいてもメリットが何一つないのに逃げずにいても前に進みません。逃げるべきか逃げないべきか、しっかり判断することが大事です。以下でその見分け方を詳しくみていきましょう。
まず先に、「逃げていい場面」の方からいきます。以下のようなときは、逃げてOKです。
- ストレスが強すぎるとき
- やりがいが全く感じられないとき
- 幸せを感じられないとき
- 総じて鬱っぽいとき
このような状況だと感じたら逃げてOKです。むしろ絶対に逃げるべきですね。その場に留まっても前に進める可能性は低いので、退職して次に進むなり、休みをもらって回復させるなり、異動を申し出るなり、現状から逃げることを考えて行動を起こしましょう。
その際に「逃げる」という言葉に罪悪感とかカッコ悪さを感じる方もいるかもしれせんが、まずそもそも「逃げる」というのは悪いことではないということを理解してください。「逃げる」というから聞こえが悪んであって、「前に進む」と言い換えればポジティブな表現になります。逃げていい場面ではすぐに逃げて前に進みましょう。
HSPが逃げない方がいい場面
続いて逃げない方がいい場面としては以下になります。
目標に向かって進んでいるとき
これだけですね。目標に向かって進んでいる最中には、つらいこともたくさんありますよね。でもそこで逃げていたら、いつまで経ってもなりたい自分になれないです。
- 野球選手になりたい
→素振りや投げ込みが嫌だから逃げたい
→野球選手にはなれない - 小説家になりたい
→長時間机に向かい続けることが嫌い
→小説家にはなれない - エンジニアになりたい
→プログラミングの勉強が嫌い
→エンジニアにはなれない - 料理で人を幸せにしたい
→料理の勉強が嫌い
→料理で人を幸せにはできない
こんな感じで、必要な努力から逃げていたら基本的に目標に到達できません。目標に向かって進んでいる感覚があるのであれば、逃げずに続けるべきですね。なお、まだ目標とするものが見つかっていない方には以下の記事が参考になるかと思います。HSPに特化した内容になっているので、ぜひ読んでみてください。
逃げ癖に打ち勝つ方法
ここからは、HSPが逃げ癖に打ち勝つ方法を紹介していきます。以下の5つを意識することで、逃げたい気持ちを軽減したり、逃げたくても頑張れるモチベーションにつなげられます。
- ストレスとなっているものを見つけ、減らす
- とりあえず1年頑張ると決める
- こまめにストレスを発散する
- 副業で別の目標に向かって進む
- 瞑想をする
ストレスとなっているものを見つけ、減らす
逃げ癖を治すというより、逃げる理由を減らすというのがまず一つめです。HSPが逃げたくなる理由として、「ストレスや疲れを感じやすいから」という話をしました。この特性は変えられませんが、ストレスや疲れを減らすことで逃げたくなる気持ちを発生しずらくすることはできますね。
例えば以下のような対策をとることで、結構減らせるかと思います。
- 合わない人がいるなら、距離を置く
- 電話対応がストレスなら、減らす
- マルチタスクがストレスなら、減らす
こんな感じです。自分がストレスだと感じているものを見つけて1つでも多く減らすことで、逃げたい気持ちも軽減されます。上記で紹介した3つについては、以下の記事が参考になるかと思います。気になる方はチェックしてみてください。
とりあえず1年頑張ると決める
期限を決めることで、逃げ癖を解消するというのもおすすめですね。逃げたいと思うときって、環境が変わったばかりで慣れてない時期に多い気がしませんか?
- 就職したて
- 転職したて
- 部署異動したて
- 上司が変わりたて
- 家庭環境が変わりたて
こんな状況なら、誰でも疲れやストレスを感じやすいです。将来への不安も感じることがあるでしょう。HSPは敏感な人が多いので、人一倍感じるはずです。
ですが上記のような状況に慣れてくると、そこまできつくなくなったりします。期限を決めることで、「なんとか1ヶ月頑張ったからあと11ヶ月」のような感じでカウントダウンできるので、気持ちも楽になるはずです。
この苦しみが永遠に続くのかと思うと、逃げ出したくなっちゃいますからね。永遠ではなくあと少しの辛抱だと思えば、頑張れますよ。
こまめにストレスを発散する
ストレスを感じると逃げたくなる、ということは、ストレスを減らせば逃げたくなくなる、という話を先ほどしました。ですがどれだけ減らしても、ストレスは徐々に蓄積されてHSPを逃げたい気持ちにさせます。なので溜まったストレスをこまめに発散してあげることも、逃げ癖を治すのに有効です。
以下の記事で、「休憩時間での休み方」「休日の休み方」「鬱っぽくなったときの長期の休み方」の3パターンを紹介しているので、参考にしていただければと思います。
副業で別の目標に向かって進む
「ゆるく働きたい」の記事でも書いていますが、今の仕事を将来的に副業をメインにするための踏み台と捉えるのもおすすめです。
- 本業で安定した収入を確保する
- 空き時間で副業をコツコツやる
- 副業を稼げるところまで持っていく
- 本業を辞めても生活できるイメージがわく
- 本業をやめる
こんな流れで自分のやりたいことを副業で始めて、軌道に乗ったらそっちを本業にシフトする感じです。本業にやりがいを見出せない場合でも、「やりたいことをやるための踏み台」と考えれば、逃げずに続ける理由も出てきますよね。上記の通り本業で安定した収入を確保するのが、第一歩目なわけですから。
実際にこの方法は僕も使った方法で、メンタルの安定にかなり大きな効果がありました。ぜひ試してみてください。何の副業をしたらいいかがイメージできていない方は、以下の記事でHSPにおすすめの副業を紹介しています。チェックしてみてください。
瞑想をする
ラストは瞑想ですね。もはや説明不要なくらいこのブログ内で紹介していますが、逃げ癖対策としても瞑想はおすすめです。瞑想の効果としては以下です。
- 集中力が上がる
- ストレスの軽減
- 睡眠の質改善
- ポジティブになる
- 人に優しくなれる
- 生産性が上がる
もはややらない理由がないですね。HSPが普段悩んでいることが、ほぼほぼ解決します。
瞑想というとスピリチュアルなイメージがあって手が出しづらいという方もいるかもしれませんが、瞑想はそういうものではないです。一言で説明するなら、「呼吸に意識を集中するトレーニング」ですね。呼吸に意識を集中することで、普段から周りの刺激に反応してしまってもスルーして自分のやるべきことに集中を戻すことができるようになります。
具体的な効果ややり方については以下の記事にまとめているので、ぜひ読んでみてください。
まとめ
というわけで今回は「HSPの逃げ癖の克服方法」というテーマで記事にまとめました。簡単にこの記事の内容を振り返っていきましょう。
- 逃げたくなるのはなぜ?
ストレスや疲れを感じやすいから
将来の不安を感じやすいから - HSPが逃げて良い場面
ストレスが強すぎるとき
やりがいが全く感じられないとき
幸せを感じられないとき
総じて鬱っぽいとき - HSPが逃げない方がいい場面
目標に向かって進んでいるとき - 逃げ癖に打ち勝つ方法
ストレスとなっているものを見つけ、減らす
とりあえず1年頑張ると決める
こまめにストレスを発散する
副業で別の目標に向かって進む
瞑想をする
どうでしょう。ここまで読み進めていただいた方は、逃げ癖に対して持っていたマイナスなイメージも和らいだのではないでしょうか。
冒頭でもお伝えした通り、僕自身が逃げに逃げ続けて生きている人間です。そして逃げれば逃げるほど、人生が幸せなものになってきていると感じます。逃げるべきときは逃げていいんです。
ですがもちろん、逃げない方がいい場面というのも存在します。その場面に遭遇したときは、上記の対処法を実践することで逃げ癖に打ち勝つことができるはずです。目標を決めて、その目標に向かって進んでいく。その過程で逃げ癖に襲われたときのお守りとして、この記事を活用いただけたら幸いです。
今回は以上になります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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