こんにちは、HSPブロガーのまさちゃんです。今回は「HSPの休み方」というテーマでお話ししていきます。
HSPで「なんだか最近、体調がすぐれないなあ」と感じている人はいませんか?
謎の不調に悩まされて、不安を感じている人はいないでしょうか。僕もHSPですが、こういった不調を何度も経験してきました。悪化しすぎて鬱っぽくなってしまったこともあります。バッチリ回復して元気に生きている今になって思うのは、HSPはHSPに合った「休み方」をするのが大事だということです。
この記事では、過去の僕と同じような症状に悩まされている方に向けて、「休憩時間での休み方」「休日の休み方」「鬱っぽくなったときの長期の休み方」の3パターンに分けて、具体的にHSPに合っている休み方を紹介していきます。ぜひ最後までお付き合いください。
物心ついた頃からずっと、なんとなく生きづらさを感じていました。HSPという言葉を知って、「ああこれは特殊能力なんだな」と感じて、少し気が楽になりました。
その後HSPについて色々と調べ、実践しているうちに、自分なりの生きやすい人生を手に入れました。過去の僕と同じ状況で苦しんでいる方に、少しでも生きやすい人生を考える機会となれれば幸いです。
HSPが休むときに意識したいこと2つ
- 刺激の少ない時間を過ごす
- 自分の感性を大事にする
HSPは日頃から多くの刺激を感じ取って疲れを溜めています。なので休む時くらいは、刺激が少ない時間を過ごすことを心がけてください。友達と刺激が強い場所に行くのもいいですが、その後には必ず刺激が少ない時間を設けて脳を休めてあげてくださいね。
それからHSPは常に周りに気を遣い、合わせてしまう特性があります。なので休む時くらいは、自分の気持ちを大事にしてあげてください。「やりたい」をやる、「やりたくない」をやらない、これを徹底して、心地いい時間を過ごすことが「いい休み方」のコツです。
これら2つのポイントを踏まえて、以下で「休憩時間での休み方」「休日の休み方」「鬱っぽくなったときの長期の休み方」の3パターンを紹介していきますね。
休憩時間での休み方
まずは休憩時間での休み方を紹介していきます。昼休憩の1時間や、10分程度の隙間時間でやれる効果的な休憩方法としては以下になります。
- 瞑想する
- 読書をする
- 短い昼寝をする
- 静かな場所に行く
- 自然の中を散歩する
- コーヒーや紅茶を楽しむ
- リラックスする音楽を聴く
いずれも一人で静かな時間を楽しめるようなものになっています。一番手軽なのはコーヒーや紅茶を楽しむことですかね。いつもよりもじっくり味わいながら、香りを楽しみながら飲むといいでしょう。
休憩スペースが静かな空間でない場合には、散歩に出るのがおすすめですね。僕は毎日神社に行っていますが、神社の静かで厳かな雰囲気というのはかなりいいですね。一気に雑念が消えるので、近くに神社(静かめなところ)がある方はぜひ試してみてください。
休日の休み方
続いて休日の休み方についてもいくつか紹介していきます。これについてはまあ好きなことをやってくださいって話なんですが、「好きなことがない」「何をやっていいかわからない」という方もいるかと思うので、HSPど真ん中な僕がやって心地いいと感じるものを共有します。
- 趣味に没頭する
- 長めのヨガや瞑想
- 映画やドラマを見る
- 何もせずのんびり過ごす
- 猫カフェなどで動物と過ごす
- スパや温泉施設でリラックスする
- 登山やハイキングなどで自然に触れる
何もせずにのんびり過ごす、というのが圧倒的に疲れが取れていいですね。一日の終わりに今日を振り返ってみて、「あれ今日何してたっけ」と感じるくらい無な一日を過ごしてみてください。次の日の体調がすこぶるいいですよ。
それからスパや温泉施設でリラックスもいいですね。平日の昼間などの空いている時間であれば、ストレスなく過ごせるはず。奮発してマッサージなどを受けると尚よしです。
そして自然や動物に触れるのも最高です。自然や動物は裏表がないので、あれやこれや考えすぎずに付き合えます。HSPにとっては最高のパートナーですね。
鬱っぽくなったときの長期の休み方
最後は鬱っぽくなったときの休み方です。この段階まで来てしまう方が少ないことを祈りますが、僕はここまで来たことがあるので、きっと同じように苦しんでいる方もいらっしゃるはず。僕が実際に鬱っぽい状態から体調を回復させた方法を書いているので、ぜひ参考にしてみてください。
(※補足 ここからの内容は、あくまでも僕個人の経験をもとに書いたものです。全ての人に当てはまるわけではないということだけ、ご承知おきください。本当にやばい状態であれば、迷わずお医者さんに相談しましょう。)
というわけでまずそもそも鬱っぽいってどういう状態?って話だと思うので、具体的に以下のような状態のことを指しています。
- 何もしたくないと感じる
- 誰にも会いたくないと感じる
- いつも楽しいことが楽しくない
- 身体のだるさや重さが取れない
- いつもより頭の回転が遅いと感じる
- 優しさが発揮できなくなってきたと感じる
かなりつらい状態ですね。ここまで悪化してしまうと、数日休んだだけでは回復しません。有給をぶっぱして長期の休みをとり、じっくり回復させていきましょう。鬱っぽくなったときの休み方を、以下で紹介していきます。
- 自然の中でゆっくり過ごす
- その後も好きなことをして過ごす
- ぼーっとする時間も大事にする
- ネガティブな感情を入れないように
- 小さな「やりたい」を叶えてあげる
- 少しお金をかけてあげる気持ちを持って
- 「やりたくない」にも耳を傾ける
- 気持ちが戻ってきたら、今後のことを考える
自然の中でゆっくり過ごす
まずは自然の中に行きましょう。先ほども書きましたが、自然は裏表がないので、あれやこれや考えずに付き合えます。気を遣う必要もないので最高です。
自然ならどこでもいいかというとそういうわけではなくて、やはりあんまり人がいないところがいいですね。ちょっと田舎の山奥とかです。
都心部だと自然が多いところにも人が多いので、休まらないんですよね。普段の休みの日とかに行くならいいんですが、鬱っぽくなっているならその程度の自然だと回復しないです。もっと大自然。例えば奥入瀬渓流とか、めちゃくちゃ良かったのでぜひ。
その後も好きなことをして過ごす
自然の中でしばらく過ごしたら、気持ちがかなり楽になります。ですがそれだけだとまだ鬱っぽい症状が完全には無くなっていないかなと思います。
自然から帰ってきた後も無理せずに、好きなことをして、好きなものを食べて、好きなだけ飲んだくれて過ごしてください。ずっと寝てたいなら、それもあり。ひたすら何かしたくなるのを待つ感じですね。
早く何かしなきゃ、と焦りが生じるかもしれませんが、無視してください。大丈夫です。休んで回復すれば、遅れはすぐに取り返せます。このままやっても進みが遅くて余計に焦るだけですよ。どうか落ち着いて。
ぼーっとする時間も大事にする
ぼーっとする時間も、大事にしましょう。何も考えないって意外とできないですよね。HSPは特に色々と考えすぎちゃうし、考えることが好きなので。
ですがぼーっとしていると、脳が休まります。目には見えませんが、今は脳が疲れ果てて炎症を起こしている状態だと思ってください。炎症が起きたら、安静にするのが一番ですよね。
ぼーっとすることで、脳の炎症が徐々に治まってきます。そしたらまた、頑張ろうと思えるようになってきます。
ネガティブな感情を入れないように
スマホでSNSを見ているとネガティブな感情が入ってきます。誰かを否定する言葉が飛び交うのを見るのは、HSPにはつらいです。でも見たくなっちゃうんですよね。やることがないとついスマホに手が伸びて、気づいたらSNSサーフィンをしている。
そんなときに僕がやったのは、新しいアカウントを立ち上げてポジティブな人たちだけを改めてフォローして、その人たちだけの投稿を見るようにすること。おすすめが流れてくるページは開かないようにしていました。そうすることで、SNSを見ているのにポジティブな気持ちになれます。おすすめですね。
SNS以外だと、テレビのニュースもネガティブなものが多いので見ない方がいいですね。流行りについていけなくなるのでは…と不安に感じる方もいるかもですが、本当に必要な情報は誰かから入ってくるので、意外と問題ないです。
ネットニュースやYouTubeのコメント欄なんかもネガティブな内容が含まれていることが多いので、見ないようにしましょう。
小さな「やりたい」を叶えてあげる
上記のような生活をしていると、何かしたくなる瞬間がきます。
- ぼーっとしていたら映画館で映画が見たくなったりする。
そしたら映画館に行く。 - 映画を見終わったら美味しいものが食べたくなったりする。
そしたら美味しいものを食べに行く。 - 食後に夜の街を散歩したくなったりする。
そしたら散歩する。 - 散歩していたら家に帰りたくなくなったりする。
そしたら漫画喫茶やカプセルホテルにやバーに行って時間を過ごす。
こんな感じで自分の「やりたい」を叶えてあげてください。
ここまで来たら、もうすぐ復活のときが近いです。
少しお金をかけてあげる気持ちを持って
上記のように「やりたい」を感じたときに、お金をケチるのはもったいないですね。映画館に行きたいと思ったのに映画代をケチっていたら、その先の美味しいもの欲や散歩欲、帰りたくない欲につながらないです。ケチると回復が遅くなるので、少しお金をかけてあげてください。
とはいえ「世界一周したい」とかを思ったとしたらさすがにお財布事情を気にしないわけにいかないので、あまり大きな額がかかる「やりたい」の場合はスルーでもいいです。無理のない範囲でお金をかけましょう。
「やりたくない」にも耳を傾ける
「やりたい」を叶えることと同じくらい、「やりたくない」という気持ちにも大事にしたいですね。
- 料理がしたくないと思ったら、料理をせずにお弁当を買ってくるなりUberやら出前館やらで済ますもよし。
- ベッドから出たくないと思ったら、そのまま気が済むまで寝てればいい。
- 洗濯したくないと思ったら、放置して毎日同じ服を着たっていい。
- LINEで友達から飲みに誘われたけど、行きたくなかったら断っていい。
- 断るのがしんどかったら、返事をしなくてもいい。
- それすら罪悪感があってやりたくないなら、もう全部通知をオフにしてもいい。
やりたくない、けどやらなきゃ…この「やらなきゃ」で結構消耗するんです。
どうしてもやらなきゃいけないこと以外は、「やりたくない」気持ちを優先してください。
気持ちが戻ってきたら、今後のことを考える
自分の気持ちに素直に行動していると、鬱っぽい症状から回復してきます。気持ちも前向きになって、いつも楽しいと感じていたことを再び楽しいと思えるようになってきます。そこまで気持ちが戻ってきたら、今後のことをじっくり考えていきましょう。
自分の気持ちが鬱っぽくなった理由は、なんだったのか。
回復してきた今なら、わかるはずです。
そしてその上で、鬱っぽくなり始めたときの環境に復帰するのか、それとも環境を変えるのか。
今なら間違った決断はしないはずです。
僕も鬱っぽくなったことが何度かあります。そのうち一回は、「祖父の死」と「仕事の合わなさ」の2つが原因でした。原因不明の無気力に襲われて(そのタイミングでコロナで会社の業績が悪化して)、仕事を辞めることになったけど、改めて回復してから思ったのはこの2つ。人間関係がしんどかったわけではないということがわかり、またあのときのみんなと一緒に働きたい、と感じました。なのでその後はその会社の子会社に再度就職して、別の職種で働かせてもらいました。
こんな感じで、気持ちが戻ってきたら改めて鬱っぽくなった理由を考えてみるといいですよ。次に進むべき道が見えてくるはずです。
まとめ
というわけで、今回は「HSPの休み方」というテーマで記事を書きました。簡単にこの記事の内容を振り返っていきましょう。
- HSPが休むときに意識したいこと2つ
刺激の少ない時間を過ごす
自分の感性を大事にする - 休憩時間での休み方
瞑想する
読書をする
短い昼寝をする
静かな場所に行く
自然の中を散歩する
コーヒーや紅茶を楽しむ
リラックスする音楽を聴く - 休日の休み方
趣味に没頭する
長めのヨガや瞑想
映画やドラマを見る
何もせずのんびり過ごす
猫カフェなどで動物と過ごす
スパや温泉施設でリラックスする
登山やハイキングなどで自然に触れる - 鬱っぽくなったときの長期の休み方
自然の中でゆっくり過ごす
その後も好きなことをして過ごす
ぼーっとする時間も大事にする
ネガティブな感情を入れないように
小さな「やりたい」を叶えてあげる
少しお金をかけてあげる気持ちを持って
「やりたくない」にも耳を傾ける
気持ちが戻ってきたら、今後のことを考える
HSPは他の人よりも刺激に敏感で、疲れやストレスを感じやすいです。ですがそれに気付かずに「なんだか体調がすぐれない」という状態になっている方も多いかと思います。
自分は疲れが溜まりやすいんだということを理解して「休み方」を工夫していくことで、謎の不調から解放されてくるはずです。今回紹介した方法を参考にしていただき、HSPにとって心地いい毎日を手に入れていきましょう。
今回は以上になります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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