こんにちは、HSPブロガーのまさちゃんです。今回は「HSPとアロマ」というテーマで記事を書いていきます。
HSPの皆さん、日々の生活で香りを意識して取り入れていますか?
以前に「HSPは匂いに敏感【不快な匂いへの対処法や心と身体への影響について解説】」という記事を書きましたが、こちらは主に「不快な匂いへの対処法」というのがテーマでした。今回はもっとポジティブな内容で、「アロマを使って生活の質を爆上げしちゃおうよ」というお話です。
実は先日、アロマテラピーアドバイザー試験合格者の方と話をする機会があり、アロマ談義(一方的に教えてもらっただけ)に花を咲かせました。僕は普段、ラベンダーのアロマを使ったり、良い香りのするハンドクリームを使ったりはするのですが、具体的にどんな香りにどんな効果があるのかについては無知極まりなかったので、めちゃくちゃ勉強になりました。
そこで今回は、その方に詳しく話を聞いた結果をもとに、HSPが使うべきアロマを目的別に15個厳選しました。集中力アップ、安眠、リラックスなど、HSPの日々の悩みに効果的なアロマを紹介していきます。この記事を読むことで、あなたの生活の質がグッと上がること間違いなしです。

物心ついた頃からずっと、なんとなく生きづらさを感じていました。HSPという言葉を知って、「ああこれは特殊能力なんだな」と感じて、少し気持ちが楽になりました。
その後HSPについて色々と調べ、実践しているうちに、自分なりの生きやすい人生を手に入れました。過去の僕と同じ状況で苦しんでいる方に、少しでも生きやすい人生を考える機会となれれば幸いです。
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HSPにアロマが効果的な理由
HSPにアロマが効果的な理由は大きく3つあります。
香りに敏感だからこそ効果も高い
HSPは、そもそも感覚が敏感なので、香りへの反応も一般の人より強いです。例えば、ラベンダーの香りを嗅いだときの「ほっ」とする感覚とか、レモンの香りを嗅いだときの「シャキッ」とする感覚とか、HSPは普通の人の何倍もはっきり感じ取ることができます。
これは最高すぎますよね。些細な香りの違いを楽しみ、味わうことができるということなので。積極的に、日常生活に香りを取り入れていきたいところです。
気分転換の即効性が高い
HSPは周りの環境の変化に敏感なので、香りを変えるだけでその場の空気ががらっと変わったように感じられます。例えば仕事中に集中力が切れてきたと感じたら、ペパーミントの香りを漂わせるだけで、その瞬間から「よし、やるぞ!」というスイッチが入ったりします。
これはHSPの特性を最大限に活かせる部分ですね。気分を切り替えたいときに、わざわざカフェに行ったり散歩をしたりしなくても、香りを変えるだけで十分な効果が得られます。
自分でコントロールしやすい
そして何より、アロマは自分でコントロールできるというのが大きいですね。HSPは予期せぬ刺激に弱いので、突然の大きな音とか、人混みの中での様々な刺激とかに悩まされがちです。でもアロマに関しては、いつ使うか、どの香りを使うか、どのくらいの強さにするか、全て自分でコントロールできます。
職場で使うなら控えめに、家では好きなだけ強く、といった具合に自分の気分や状況に合わせて調整できるので、HSPにとってはとても使いやすいアイテムと言えます。
HSPの集中力・やる気をアップさせる5つのアロマ
それではいよいよ具体的なアロマの紹介に入っていきたいと思います。まずは集中力・やる気をアップさせるアロマ5選からご紹介していきますね。
集中力が切れやすく、人一倍疲れを感じやすいHSPにとって、集中力アップは永遠の課題です。そこでまず紹介するのが、以下の5つのアロマです。
ペパーミント
まず1つ目は「ペパーミント」です。これはもう説明不要の爽快感ですね。スーッとした清涼感のある香りで、頭がクリアになる感覚を味わえます。HSPは脳が疲れやすいので、この「頭スッキリ効果」はかなり重宝します。
僕も仕事中によく使っていますが、ペパーミントを嗅ぐと本当に一瞬で気持ちが切り替わりますね。眠気と戦っているときにも効果的です。ただし刺激が強めなので、HSPの方は最初は量を控えめにするのがおすすめです。
ローズマリー
2つ目は「ローズマリー」です。ハーブの王様とも呼ばれるローズマリーには、記憶力を高める効果があるとされています。HSPは考えすぎて頭が混乱しやすいので、この整理整頓効果は魅力的ですよね。
古代ギリシャの学生は試験前にローズマリーの冠をかぶっていたという話もあるくらいです。勉強や仕事で頭を使うときには、ぜひローズマリーの力を借りましょう。
ユーカリ
3つ目は「ユーカリ」です。すっきりとした清涼感のある香りで、頭をクリアにしてくれます。ペパーミントほど刺激は強くないので、HSPの方でも使いやすいはず。空気清浄効果もあるので、気分転換だけでなく、実際に空間もリフレッシュできるのが嬉しいですね。
グレープフルーツ
4つ目は「グレープフルーツ」です。柑橘系の中でも特に前向きな気持ちにしてくれる香りです。HSPは物事を深く考えすぎてネガティブになりがちですが、グレープフルーツの香りには「まあいっか!」という気持ちにさせてくれる不思議なパワーがあります。
朝一でグレープフルーツの香りを嗅ぐと、その日一日前向きに過ごせる気がしますよ。
レモン
そして5つ目は「レモン」です。さわやかな柑橘系の香りで、集中力アップと気分転換に効果的です。グレープフルーツより少しシャープな印象なので、より刺激が欲しいときにおすすめです。
特に午後の眠くなる時間帯に重宝します。コーヒーを飲むと寝られなくなってしまうHSPの方も、レモンの香りなら睡眠に影響が出にくいので安心して使えますよ。
これら5つのアロマは、その日の気分や状況に合わせて使い分けると効果的です。例えば、朝一はグレープフルーツで気分を上げて、仕事中はローズマリーで集中力を保ち、午後の眠気と戦うときはペパーミントを使う、といった具合ですね。
アロマは確かに良い香りで気分もプラスに変えてくれるんですが、同じ香りを嗅ぎ続けると慣れてきます。時折変化をつけつつ、楽しんでいくのが個人的にはおすすめです。
HSPの安眠をサポートする5つのアロマ
次は、HSPの大敵である不眠を解消してくれる、安眠のためのアロマを紹介していきます。
皆さん、夜眠れないことってありませんか?
僕自身もそうですが、HSPは夜になると色々なことを考えすぎてしまい、なかなか寝付けないことが多いですよね。また、日中の刺激で疲れているはずなのに、その興奮が冷めずに眠れないということもあります。そんなHSPの睡眠の味方になってくれるアロマを5つ紹介していきます。
ラベンダー
まずは安眠アロマの王様「ラベンダー」です。もう説明不要かもしれませんが、リラックス効果が高く、副交感神経を優位にしてくれる最強の安眠アロマですね。
HSPは夜になると「あれ、これ」と考えすぎてしまいがちですが、ラベンダーの香りを嗅ぐと「もういいや、寝よう」という気持ちになれます。優しい香りなので、HSPでも刺激を感じすぎることなく使えるのも魅力です。
スウィートオレンジ
続いて「スウィートオレンジ」です。柑橘系なのに安眠効果があるの?と思われるかもしれませんが、スウィートオレンジは通常の柑橘系と違って、穏やかで優しい甘い香りです。
特にHSPの子供の寝かしつけにおすすめです。子供向けのアロマとして人気が高く、安全性も高いので、お子さんのいるHSPの方はぜひ試してみてください。
ベルガモット
3つ目は「ベルガモット」です。アールグレイティーの香り付けでおなじみのベルガモットには、気持ちを落ち着かせてくれる効果があります。
HSPは夜になると一日の出来事を思い返して気持ちが揺れ動きやすいですが、ベルガモットの香りには「今日もお疲れさま」と労ってくれるような優しさがあります。
ゼラニウム
4つ目は「ゼラニウム」です。バラに似た華やかな香りで、女性ホルモンのバランスを整える効果があるとされています。
HSPの女性で生理前に寝つきが悪くなる方は、この時期にゼラニウムを使うと良いでしょう。心と身体の両方をケアしてくれる、優秀なアロマです。
スウィートマジョラム
最後は「スウィートマジョラム」です。ハーブの中でも特にリラックス効果が高く、「幸せハーブ」とも呼ばれています。
HSPは他人の感情を敏感に感じ取るので、一日の終わりに誰かとの会話を思い出して落ち込んでしまうことがありますよね。そんなときこそスウィートマジョラムの出番です。優しい香りに包まれていると、自然と「明日は明日の風が吹く」という気持ちになれます。
これらの安眠アロマは、寝る1時間前から使い始めるのがおすすめです。いきなり布団に入ってから使うのではなく、少し時間をかけて眠る準備を整えていきましょう。
HSPをリラックスさせる5つのアロマ
続いて、日中のストレスや緊張を和らげてくれる、リラックスのためのアロマを紹介していきます。
HSPの皆さん、日々のストレスで心が疲れていませんか?
HSPは周りの刺激に敏感なので、通勤電車の中での人混みや、職場での人間関係など、日常生活の中で知らず知らずのうちにストレスを溜め込んでしまいがちです。そんなHSPの心を優しく包み込んでくれるアロマを5つ紹介していきます。
イランイラン
まずは「イランイラン」です。甘く官能的な香りで、緊張をほぐしてくれる効果があります。
HSPは人前で緊張しやすい特徴がありますよね。プレゼンの前とか、大事な会議の前とか…。そんなときにイランイランの香りを嗅ぐと、なんだか「まあ、なるようになるよね」という気持ちになれます。香りは強めなので、最初は量を控えめにするのがコツです。
フランキンセンス
2つ目は「フランキンセンス」です。瞑想に使われる神聖な香りとして古くから親しまれてきました。
HSPは考えすぎて頭の中がグルグルしがちですが、フランキンセンスの香りには雑念を取り除いてくれる不思議な力があります。深呼吸しながらこの香りを嗅ぐと、心が静かになっていくのを感じられますよ。
マンダリン
3つ目は「マンダリン」です。みかんのような優しい柑橘系の香りで、心を明るくしてくれます。
グレープフルーツやレモンといった刺激的な柑橘系が苦手なHSPの方でも、このマンダリンなら使いやすいはず。子供向けのアロマとしても人気があるので、優しさに包まれたいときにぴったりです。
クラリセージ
4つ目は「クラリセージ」です。ハーブの仲間なのですが、ラベンダーよりもどこか大人っぽい落ち着いた香りです。
HSPの女性に特におすすめで、PMSなどのホルモンバランスの乱れによる心の揺れを落ち着かせてくれます。「今日は何だかモヤモヤする…」というときに使うと効果的です。
シダーウッド
最後は「シダーウッド」です。杉の木のような深みのある木の香りで、グラウンディング効果(心を地に足のついた状態にする効果)があります。
HSPは時として現実から浮いてしまったような感覚になることがありますよね。そんなときにシダーウッドの香りを嗅ぐと、ふわふわした気持ちが地面にしっかりと根を張るような感覚を味わえます。
これらのリラックスアロマは、その日の気分に合わせて使い分けるのがおすすめです。例えば、緊張しているときはイランイラン、考え事が多いときはフランキンセンス、落ち込んでいるときはマンダリン、といった感じです。
HSPがアロマを使うときの注意点
次は、HSPがアロマを使用する際の注意点について解説していきます。
ここまでHSPに効果的なアロマを紹介してきましたが、HSPは香りに敏感なので、使い方を間違えると逆効果になってしまうこともあります。僕が実際に使ってみて感じた、HSPならではの注意点を3つ紹介していきます。
香りの強さの調整方法
HSPは普通の人より香りへの感受性が高いので、最初は思っているよりも控えめに使うことを意識しましょう。例えば、アロマディフューザーを使う場合は、推奨量の半分くらいから始めるのがおすすめです。
特に刺激の強いペパーミントやユーカリなどは、最初は1〜2滴だけにして様子を見てください。香りが物足りないと感じたら少しずつ増やしていけばOKです。逆に一度強くしすぎてしまうと、その香りに対して苦手意識を持ってしまう可能性があるので注意してくださいね。
時間帯による使い分け
HSPは夜型の人が多いですが、夜遅くに刺激の強いアロマを使うのは避けましょう。例えば、集中力アップ系のペパーミントやレモンは夜8時以降は使わない、とかですね。
それから朝一番も、いきなり強い香りはおすすめできません。グレープフルーツやマンダリンなど、比較的優しい柑橘系から始めて、徐々に刺激的な香りに移行していくのがいいでしょう。
相性の良い組み合わせ
アロマは組み合わせることでより効果を高められますが、HSPの場合は組み合わせすぎないことが重要です。特に初めは1種類ずつ使って、自分との相性を確認していってください。
慣れてきたら以下のような組み合わせがおすすめです。
- ラベンダー+オレンジ
→リラックス効果の相乗作用 - ローズマリー+レモン
→集中力アップの持続性向上 - ゼラニウム+ラベンダー
→安眠効果の増強
組み合わせる場合でも、合計の滴数は通常の使用量より少なめにするのがコツです。
アロマの使用は、あくまでもあなたの心地よさが優先です。「この香りは有名だから」「みんな使っているから」という理由で無理に使う必要はありません。自分の心と身体の声に耳を傾けながら、心地よいと感じる香りを少しずつ見つけていってくださいね。
まとめ
というわけで今回は「HSPが使うべきアロマ15選」というテーマで記事にまとめました。もう一度、この記事の内容を振り返っていきましょう。
HSPの特性である「敏感さ」は、時として生きづらさの原因になることもありますが、アロマに関しては大きな味方になってくれます。香りに敏感だからこそ、少量でも効果をしっかりと感じられ、その場の空気を手軽に変えることができます。
ぜひ今回紹介したアロマの中から、気になるものを1つ試してみてください。きっとあなたの生活に、新しい癒しの時間が加わるはずです。
今回は以上になります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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