こんにちは、HSPブロガーのまさちゃんです。今回は「真面目すぎるHSPが完璧主義から抜け出す方法」というテーマで記事を書いていきます。
真面目すぎるということに悩んでいる人はいませんか?
真面目はいいことですが、真面目すぎると人生を楽しみきれなくなってしまいます。今回はHSPに真面目な人が多い理由と、それにより生じる苦悩、そして「真面目すぎる」状態からの脱却方法について解説してきます。
物心ついた頃からずっと、なんとなく生きづらさを感じていました。HSPという言葉を知って、「ああこれは特殊能力なんだな」と感じて、少し気が楽になりました。
その後HSPについて色々と調べ、実践しているうちに、自分なりの生きやすい人生を手に入れました。過去の僕と同じ状況で苦しんでいる方に、少しでも生きやすい人生を考える機会となれれば幸いです。
HSPに真面目な人が多い理由
それでは早速、HSPに真面目な人が多い理由を見ていきましょう。以下の3つが主な理由です。
- 危険を察知する能力が高いから
- 刺激をなるべく減らして生きたいから
- 注目されることが苦手だから
危険を察知する能力が高いから
HSPは物事を深く考えられるため、将来起こりそうな危険を察知するのが得意です。こっちは危険、あっちも危険、というのが見えてしまうと、それらを回避する方法を細かく準備しておきたくなりますよね。となるとじっくり時間をかけて計画を練りたくなりますし、リスクの少ない無難な選択をしがちです。というわけで、HSPは危険を察知する能力が高すぎるがゆえに、真面目な人が多くなります。
刺激をなるべく減らして生きたいから
それからHSPといえば、周りの刺激に敏感な特性を持っています。そのため周囲の環境をなるべく刺激の少ない平和なものにしておきたいという気持ちが強いです。となると周りの批判を浴びないような真面目な行動を取りがちです。この辺りがHSPの真面目さを際立たせていると言えます。
注目されることが苦手だから
そしてHSPは周りから注目されることが苦手です。人の目があるところでは緊張して実力が発揮できなくなってしまったりします。なのであまり出しゃばった行動はせずに、目立たない裏方の役割に徹しがちです。みんなのために裏方でコツコツやるべきことをやる…周りから見たら、真面目な人に見えるでしょう。
HSPの真面目すぎるがゆえの苦悩
続いて真面目すぎるがゆえの苦悩についても見ていきましょう。HSPは真面目すぎることで、以下の苦悩を抱えています。
- 考えすぎて行動が遅い
- 誰かに頼るのが苦手
- 断ることが苦手
- 計画の変更が苦手
- 情報収集のしすぎで不安が増幅する
考えすぎて行動が遅い
HSPは今後起こる可能性のある危険が色々と見えてしまうため、そのリスクを回避するために時間をかけて計画を立ててしまいがちです。そうなると当然、スタートが遅くなりますよね。本来の力が発揮できれば優秀なはずなのに、このスタートの遅さで他の人よりもできない人と判定されることも多いでしょう。
誰かに頼るのが苦手
また、HSPは真面目すぎるがゆえに、周りに迷惑をかけたくないという気持ちが強いです。こんなことで周りに相談したら迷惑かな…これをあの人に頼んだら迷惑かな…と考えてしまい、誰かに頼ることができなくなってしまいます。相談した方が早いのに、頼んだ方が早いのに、頼めずに全て自分一人で抱え込んでしまい、苦しみがちなんですよね。
断ることが苦手
HSPは真面目すぎるがゆえに、断ることも苦手です。せっかく自分に頼んでくれたのに、断ったら悪いな…断ってしまったら雰囲気が悪くなるかもしれないな…と考えてしまい、断れません。本当はやる余裕なんてないのに仕事を引き受けてしまって、ストレスを抱えてしまったりします。
計画の変更が苦手
計画の変更も苦手ですね。HSPは真面目すぎるがゆえに、最初の計画を入念に立てます。これが最高の計画だと思っているので、その計画を変更することに抵抗があるんですよね。ですが物事は進めていくうちに状況が変わることもあります。あのときはこっちが正しかったけど、今はどう考えてもあっちが正しい…なんてことは普通にあるので、この計画変更が苦手な点はHSPの弱点と言えますね。
情報収集のしすぎで不安が増幅する
HSPは真面目すぎるがゆえに、計画を立てる前に入念に情報収集をしてしまいます。適度な情報収集は必要ですが、情報収集をしすぎてしまうと、不安なことがたくさん見えてきてしまいます。こんなことが起こるかもしれない…と、ほとんど起こる可能性のない不安まで見えてきてしまい、なかなか行動できなくなってしまいます。
HSPが「真面目すぎる」状態から脱却する方法
さて、いよいよここから、HSPが真面目すぎる状態から脱却する方法を紹介していきます。今回紹介するのは僕が実際にやってみて効果が高かった方法5つです。僕に効果があったということは、きっと同じHSPの方にも効果があるということでしょう。自信を持っておすすめできる5つなので、ぜひ気になったものを試してみてください。
悩む時間を決める
まず1つ目は「悩む時間を決める」です。HSPは物事を深く考えがちという話を先ほどしました。深く考えるのは大事ですが、それでその後の行動の時間が削られてしまうのは勿体無いですよね。なので10分なら10分と、悩む時間を決めてしまうのがおすすめです。その制限時間の中で、一番ベストな選択肢を全力で探しましょう。
色々悩んでも、結局ファーストインプレッションでいいと思ったものを選ぶことって多いですよね。悩んでもスタートが遅くなるだけですし、悩みすぎて悪い部分が目に入るとスタートすら切れなくなることもあります。最初は怖いかもしれませんが、慣れてくるとこっちの方が心地いいと感じられるようになりますよ。
決めたらそれ以外の選択肢を探さない
2つ目は「決めたらそれ以外の選択肢を探さない」です。めちゃくちゃ悩んで決めたことなのに、後になってあっちの方が良かったかな…と考えてしまうこと、結構多いですよね。HSPは完璧主義の気質があるので、常にもっと良い選択肢を探し続けてしまいます。そうなると今選択したことに集中できないですよね。
例えばAという映画を観ると決めたのに、Bの方が良かったかな…とか考えていたら、Aを全力で楽しみ切れるわけないです。満足度が下がるので、一度決めたらそれ以外の選択肢を探すのは辞めましょう。
決めたものの悪い部分を探さない
3つ目は「決めたものの悪い部分を探さない」です。HSPは完璧主義な面があるので、悪い部分が気になりがちです。10個良い部分があっても、1つ悪い部分があるとそれが気になってしまいます。悪い部分に目が行くと、あっちの方が良かったかな…となってしまうので満足度が下がってしまいます。
映画を観ていて、トータルで考えたらめちゃくちゃ良い映画だったはずなのに、1箇所だけ納得いかない場面があって、それにモヤモヤしてしまう、みたいなことです。これは勿体なさすぎるので、悪い部分ではなく、常に良い部分を探す癖をつけていきましょう。
6割でいいと考える
4つ目は「6割でいいと考える」です。真面目なHSPは、高めの目標を設定しがちです。ですが高すぎる目標は達成できないことが多いです。そうなるとなかなか満足できないですし、目標を達成できない自分がダメな人間だと感じてしまったりします。
高い目標は大事ですが、適度な満足感を感じながらじゃないとそこまで辿り着けないで終わってしまいます。6割できたらひとまず上出来、くらいの気持ちでいるようにしましょう。
- 例えば週3でジムに行くと決めて週2しか行けなかったとしたら、HSPなら自分を責めてしまいがちですが、実際には週2いけてたらすごくないですか?
- ランニングで10キロ走ると決めて、6キロしか走れなかったら満足できない気持ちもわかりますが、6キロ走ったら普通にすごくないですか?
- 毎日1時間勉強すると決めてたけど、時間がなくて40分しかできなかったらダサいと感じるかもしれませんが、実際には40分でもすごいですよね?むしろ毎日10分でもすごいです。
こんな感じでHSPはそもそもの目標設定が高くなりがちなので、6割でも良しと考えるようにしましょう。その方が人生を楽しめますし、満足度も高くなります。
これをやるためには、事前に6割のラインを把握しておくようにするとやりやすいです。ジムに週3で行くのが目標だけど、週2でも6割だから合格、みたいな感じです。
あえて不真面目な行動をしてみる
そしてラスト5つ目は「あえて不真面目な行動をしてみる」です。HSPは基本的に真面目ではありますが、これは不真面目な行動に慣れていないせいだったりします。不真面目に慣れる意味でも、あえて不真面目な行動をとってみるというのはおすすめです。「こっちの方が面白そうだからこっちやってみようかなー」くらいの不真面目さというか遊び心のようなものを取り入れていきましょう。
例えば新しい家電製品を買ったときに、「説明書を見てから使おうと思っていたけど、とりあえず見ずにやってみようかなー」とか、初めて株式投資をするのに、「銘柄とか買い方を色々調べてからやろうと思っていたけど、とりあえず安いやつを少額買ってみるかなー」とかですね。
意識的に不真面目な選択をしていると、不真面目な選択をしても意外となんとかなることがわかってきます。うまくいかなければ修正すればいいですし、失敗したらやり直せばいいんです。辞めて他のことに挑戦したっていいです。それに気付くための訓練だと思って、不真面目な行動をあえて取ってみてください。
まとめ
というわけで、今回は「真面目すぎるHSPが完璧主義から抜け出す方法」というテーマで記事にまとめました。もう1度、この記事の内容を振り返っていきます。
- HSPに真面目な人が多い理由
危険を察知する能力が高いから
刺激をなるべく減らして生きたいから
注目されることが苦手だから - HSPの真面目すぎるがゆえの苦悩
考えすぎて行動が遅い
誰かに頼るのが苦手
断ることが苦手
計画の変更が苦手
情報収集のしすぎで不安が増幅する - HSPが「真面目すぎる」状態から脱却する方法
悩む時間を決める
決めたらそれ以外の選択肢を探さない
決めたものの悪い部分を探さない
6割でいいと考える
あえて不真面目な行動をしてみる
「真面目すぎる」という悩みは、多くのHSPが抱えている悩みかと思います。真面目すぎることで新しいことに対して恐怖心を感じてしまったり、やりたいと思ったことにチャレンジできなくなったりするのはつらいですよね。
今回ご紹介した方法を取り入れていただくことで、そのつらさから抜け出すきっかけが掴めるはずです。ぜひ、気になったものをいくつか取り入れてみてください。
全部おすすめですが、1つだけ挙げるとすれば「あえて不真面目な行動をしてみる」ですね。自分の許容範囲が広がっていく感覚がありますし、すぐに行動できるようにもなるので、今までの真面目すぎる状態がいかに無駄だったかに気付けます。新たな自分に出会える可能性が高いので、ぜひやってみてください。
今回は以上になります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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