こんにちは、HSPブロガーのまさちゃんです。今回は「HSPの自己肯定感が低い理由と高める7ステップ」というテーマでお話ししていきます。
この記事に辿り着いたHSPのみなさんは、自己肯定感が低いことに悩まれている方々かと思います。HSPはその特性上、自己肯定感が低くなりやすいと言われています。僕自身も長年HSPとして生きていますが、以前は自己肯定感の低さに悩まされていました。
ですが歳を重ねるにつれて、このまま自分を押し殺して誰かの時間を生き続ける人生でいいのかと思い始めました。それからは自己肯定感を高める方法をめちゃくちゃ調べて、自分なりに実践してきました。その結果、現在は自己肯定感高い系のHSPとして生活できています。
この記事を読んでいる皆さんに伝えたいのは、HSPはもれなく全員が自己肯定感が低いということではなく、高めようと思えば高められるということ。確かにHSPは自己肯定感が低くなりやすいですが、意識的に対処することで自己肯定感高い系のHSPになることができます。僕が実際に自己肯定感を高めた方法を7ステップで紹介していくので、ぜひ実践してみてください。この記事を読み終わる頃には、自己肯定感高い系HSPへの道のりが具体的にイメージできているはずです。それでは早速、内容に入っていきます。
物心ついた頃からずっと、なんとなく生きづらさを感じていました。HSPという言葉を知って、「ああこれは特殊能力なんだな」と感じて、少し気が楽になりました。
その後HSPについて色々と調べ、実践しているうちに、自分なりの生きやすい人生を手に入れました。過去の僕と同じ状況で苦しんでいる方に、少しでも生きやすい人生を考える機会となれれば幸いです。
まずそもそも自己肯定感とは
自己肯定感という言葉をナチュラルに使っていましたが、知らない方もいらっしゃるかもしれないので最初に説明しておきます。自己肯定感というのは、「自分を肯定的に捉えられる感覚のこと」です。ちょっとニュアンスは違いますが、「自信」のことだと思っていただけるとイメージしやすいかなと思います。
- 自信がある→自己肯定感が高い
- 自信がない→自己肯定感が低い
イメージとしてはこんな感じです。「自己肯定感」という言葉だとちょっと内容が頭に入ってきづらいという方は、「自信」に置き換えて読んでいただけると読みやすいかと思います。
HSPの自己肯定感が低い理由
それではHSPの自己肯定感が低い理由を見ていきましょう。いろいろ理由はありますが、以下の3点が大きいかと思います。
- 周りに合わせてしまうから
- 周りの目を気にしてしまうから
- 逃げ癖があると感じるから
周りに合わせてしまうから
HSPは自分を抑えて周りに合わせてしまう特性があります。それによって自分を出す機会が減り自己肯定感が低くなる、というのが1つ目の理由です。
- 周りに遠慮して
- 周りを尊重して
- 自分のことを後回しにして
こんな感じでどんどん自分の優先順位が下がっていくのがHSPです。これでは自己肯定感も上がるはずありませんね。HSPは平和主義なので、自分の意見を相手にぶつけて空気が不穏になるくらいなら、周りに合わせるることを選びます。これにより気持ち穏やかに過ごすことはできますが、自己肯定感は下がってしまいます。
周りの目を気にしてしまうから
自分が周りからどのように見られているかを気にするのも、HSPの特徴です。なので注目されるのが苦手な人も多いです。
- 会議の場で発言する
- 誰かに見られながら作業する
- みんながいる大きいフロアで電話対応する
こういったことはできるだけやりたくないですし、やったとしても周りが気になって本来の力が発揮できません。緊張もするので疲れも普通の人より大きいです。ですがHSPじゃない人は、こういった場面でも周りを何も気にせずスマートにこなせたりするわけです。周りと比較して「自分はダメだ」「自分はできない」と感じてしまい、自己肯定感が下がっていきます。
逃げ癖があると感じるから
HSPは刺激に敏感なので、大きな刺激はさらに大きく感じ、普通の人が気にならない小さなストレスも敏感に感じ取ってしまいます。そのためストレスを感じやすく、その場から逃げたいと感じてしまうことも多いです。「逃げたい」という言葉はネガティブなイメージがあるので、HSPとしては「逃げたいと思ってしまう自分はダメな人間だ」と感じてしまいやすいです。そして実際に逃げてしまったときはさらに自己嫌悪に陥りやすいです。
というわけでHSPは逃げ癖により、自己肯定感が下がってしまいます。逃げ癖について詳しくは以下の記事でまとめているので、気になる方はチェックしてみてください。
HSPが自己肯定感を高めるとどうなる?
HSPが自己肯定感を高めるとどうなるのか。主に以下の5つのメリットがあります。
- ポジティブになる
- 新しいことに挑戦する気持ちが湧いてくる
- 自分を優先できるようになる
- 人に優しくなれる
- 体調が良くなる
ポジティブになる
自己肯定感が高まると、ポジティブになります。先ほど説明した通り、自己肯定感が高まることは自信が増してくるということなので、「自分はダメな人間だ」と思っていた気持ちも薄れて、「自分ならやれる」という気持ちが湧いてきます。
新しいことに挑戦する気持ちが湧いてくる
自己肯定感が高まると、新しいことに挑戦する気持ちが湧いてきます。ポジティブになっているので、これまで封印してきた自分のやりたいことに挑戦したいと思えるわけです。
ちなみに僕はスーパーネガティブ人間でしたが、自己肯定感を高めたことでプログラミングやブログ、ジム通いなどにもチャレンジすることができました。より良い環境を求めて転職もしましたし、フリーランスも挑戦しました。今まで我慢していたやりたいことを、どんどんやれています。というより、今までは「やりたい」を我慢していたことに気づけてすらいませんでした。それに気づけるようになると、行動したい気持ちに火がつけられるのかもしれません。
- 自己肯定感を高める
- やりたいを我慢していたことに気づける
- やりたいことが見つかる
- 挑戦する気持ちになれる
こんな感じですね。自己肯定感を高めると、やりたいことに挑戦する気持ちが湧いてきます。
自分を優先できるようになる
自己肯定感が高まることで、自分を優先できるようになります。当たり前ですが、自分に自信が持てるようになると、自分の気持ちを優先することに抵抗感がなくなってきますよね。
- 行きたくない飲み会を断れるようになる
- 会議の場で自分の意見が言えるようになる
- 腹たつ上司のご機嫌とりをやめられる
- 合わない仕事から足を洗える
こんな感じのことができるようになってきます。自信がつくから自分を優先できるようになって、ポジティブにもなっているから行動にも移せる、ということですね。自分を犠牲にして他人を優先してストレスを抱えていたHSPの方は、自己肯定感を高めることで解放されますよ。
人に優しくなれる
自己肯定感が高まることで、人に優しくもなれます。自信に満ち溢れている人は心にも余裕があるので、周りにも気遣いできるわけです。
HSPはもともと、周りの人の感情の変化に敏感という特性があるので、他人の悲しみや不調に気づけます。心に余裕がない場合はそのまま何もせずにスルーなのですが、心に余裕があれば「大丈夫?」のような声かけができますよね。
気持ちが沈んでいるタイミングで声をかけてくれる人の存在は、ありがたいものです。自己肯定感を高めることで、そういう存在になれますよ。
体調が良くなる
自己肯定感が高まることで、体調も良くなります。ポジティブな人って、基本元気ですよね。
- 活動的になるので、体を動かす機会が増える
- 活動的になるので、新しい刺激が入ってくる
- ポジティブになるので、気持ちが沈みにくい
- 自分を優先できるので、ストレスが溜まりにくい
- 人に優しくできるので、日々の満足感が得やすい
こんな感じで、自己肯定感が高まると体調が良くなります。体調が良くなると、さらに活動的になったり、人に優しくできる余裕が出てきます。良いループに入っていけるわけですね。
HSPが自己肯定感を高める方法
そしていよいよこの記事の本題です。HSPが自己肯定感を高めるにはどうしたらいいのかを解説していきます。以下の7ステップで自己肯定感が高められます。
- HSPであることを理解する
- HSPの強みを理解する
- 小さいことにチャレンジする
- 小さな成功体験を繰り返す
- 大きめの目標を設定する
- そこに向けて行動する
- それを繰り返す
HSPであることを理解する
まずは自分がHSPであることを理解することからですね。自分は5人に1人しかいないHSPという特性を持っている人間なんだということをしっかり自覚してください。周りと得意な分野が違うので、苦手分野で周りより劣っているからといって気にしてはいけません。得意分野で勝負すれば、普通に勝てます。
HSPの強みを理解する
続いてHSPの強みを理解していきましょう。
- HSPはこんなことが得意なんだ
- そしてこんなことは逆に苦手なんだ
というところを理解して、得意分野を見つけていきましょう。HSPの得意分野の中で、さらに自分の得意と感じる分野を見つけて勝負すれば、普通に勝てます。HSPの得意分野を知るには以下の記事などが参考になるかと思います。
小さいことにチャレンジする
なんでもいいので、小さいことにチャレンジしていきましょう。自己肯定感を上げるには、なんでもいいので達成感を得ることが重要です。そんなに大それたことではなく、以下のような小さなことから始めていくといいですよ。
- 毎日起きた瞬間にベッドメイキングするとか
- 10分早起きして朝読書するとか
- 毎日10分だけ筋トレするとか
- 週2でランニングするとか
- SNSに毎日1投稿するとか
- 週1日だけ夕飯を自分で作るとか
などなど。自分のやれそうなことをいくつかピックアップして、やってみてください。
小さな成功体験を繰り返す
上記のことをしばらくこなしていたら、段々自信がついてきます。もしかしたらこの段階で、自分の得意分野が見えてくるかもしれません。
ちなみに僕の場合はジム通いとプログラミングの勉強が合っていると感じました。週2とか週3とかの頻度でやるより、毎日少しずつやる方が気持ちが楽だということもわかりました。この気付きを活かして次のステップに進みました。
大きめの目標を設定する
自信がついてきたら、大きめな目標に挑戦したくなってくるはずです。
僕の場合はプログラミングがあっていると感じたこともあり、思い切ってエンジニアに転職する決断をしました。具体的な動きとしては、プログラミングスクールに通ってスキルを身につけて転職する作戦に舵を取りました。
そこに向けて行動する
ここまできたら、その目標を達成するためにひたすら行動するのみです。小さな成功体験を繰り返したことで、目標を達成できるイメージは掴めているはず。自分が立てた目標(やりたいこと)をやれているという満足感や、楽しさを感じながら頑張れるはずです。
僕の場合はプログラミングスクールに通う選択をしたわけですが、やっぱり毎日プログラミングを勉強するのは楽しかったですね。日々成長していく感覚もあるので、ここでまた自己肯定感が一気に上がった気がします。結局そのスクールの居心地が良すぎてそのスクールで講師をやる道を選択したのですが、後悔は全くないです。楽しい日々を送り、その後のチャレンジへのヒントをたくさん学びました。
それを繰り返す
もうここまできたら、十分自己肯定感が高まっているはずですね。あとは自分の気持ちに従って行動を繰り返していきましょう。
僕の場合は、自分の経験を発信することで、過去の僕と同じような状況で苦しんでいる方の助けになりたい、という気持ちが強くあったので、ブログを始めました。お陰様でたくさんの方に読んでいただけているので、幸せを感じながら執筆できています。いつもありがとうございます。
まとめ
というわけで今回は「HSPの自己肯定感が低い理由と高める7ステップ」というテーマで記事にまとめました。簡単にこの記事の内容を振り返っていきましょう。
- HSPの自己肯定感が低い理由
周りに合わせてしまうから
周りの目を気にしてしまうから
逃げ癖があると感じるから - HSPが自己肯定感を高めるとどうなる?
ポジティブになる
新しいことに挑戦する気持ちが湧いてくる
自分を優先できるようになる
人に優しくなれる
体調が良くなる - HSPが自己肯定感を高める方法
HSPであることを理解する
HSPの強みを理解する
小さいことにチャレンジする
小さな成功体験を繰り返す
大きめの目標を設定する
そこに向けて行動する
それを繰り返す
HSPはその特性上、自己肯定感が低くなるのは仕方ない部分があります。自己肯定感が下がっていることに気付かない人もいるでしょう。合わない場所で働いていたり、合わない人たちと一緒にいたりすると、「自分は何をやってもダメだ」と思い続けてしまうので、本当に自分がダメなんだと錯覚している人もたくさんいるはず。過去の僕もそうでした。
- 自分は何もできない
- 嫌われるのが怖い
- どうせダメ
自己肯定感なんかこれっぽっちもない人生を送っていました。
でも今は違います。自分に合っている場所で、自分に合っている仕事をして、自分が誰かを救えている感覚を持ちながら毎日を過ごせています。自分がHSPだと自覚し、HSPにとって、そして自分にとってどんな環境があっているのかを考え続けて、自分が心地よく働ける場所を求めて動き続けたら、変われました。
転職は6回しましたし、フリーランス生活も経験しました。そんな僕だからこそ書ける記事を日々作り上げていくことは、とても楽しいです。
こんな感じで、環境を変えることでHSPでも自己肯定感を高めて生きていくことができるんです。この記事の内容が、この記事を読んでくださっているみなさんの自己肯定感を高めるきっかけになっていれば幸いです。
今回は以上になります。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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