こんにちは、HSPブロガーのまさちゃんです。今回は「HSPに向いている資格30選」というテーマでお話ししていきます。
以前HSPに向いている仕事30選という記事を書きましたが、それの資格バージョンですね。HSPで資格を取りたいと思っている方は多いかと思います。せっかくプライベートの時間を割いて勉強するなら、自分に合っていて取得するメリットの大きい資格を取りたいですよね。
僕はこのブログ以外にも資格に関する情報発信のブログも書いているので、普通の人よりは資格に詳しい自負があります。僕の資格に関する知識と、HSPとして生きてきた経験とをかけ合わせて、HSPにおすすめの資格を紹介していきます。
この記事を読み終わる頃には、目指す資格が決まり、一歩目を踏み出すイメージがわいているはずです。それでは内容に入っていきます。
物心ついた頃からずっと、なんとなく生きづらさを感じていました。HSPという言葉を知って、「ああこれは特殊能力なんだな」と感じて、少し気が楽になりました。
その後HSPについて色々と調べ、実践しているうちに、自分なりの生きやすい人生を手に入れました。過去の僕と同じ状況で苦しんでいる方に、少しでも生きやすい人生を考える機会となれれば幸いです。
HSPにおすすめの資格30選
IT・パソコンスキル系
- ITパスポート
- MOS
- 基本情報技術者
IT関連の知識は、論理的思考力を必要とされるものが多いです。HSPは物事を深く考えられるという特性があるので、向いている分野と言えますね。
ITエンジニアを目指すなら基本情報技術者、それ以外の職種でITの知識を身につけて仕事に活かしたいならITパスポート、ExcelやWordなどの事務系の仕事で使う知識を身につけたいならMOSがいいですね。
基本情報技術者は上位資格に応用情報技術者などがあるので、さらなるスキルアップを目指すことも可能。MOSはExcelやWord、PowerPointなどに別れているので、自分が必要とするものだけを取得できますし、スペシャリストとエキスパートがあるので、こちらもさらなるスキルアップが狙えますね。
- ITパスポート
基本的なIT知識を証明する資格。社会人が共通して身につけておくべきITスキルが身についていることが証明できる。 - MOS
Microsoft Office製品のスキルを証明する資格。 - 基本情報技術者
IT業界での初歩的な専門知識を問う資格。ITパスポートが社会人全般を対象としているのに対し、こちらはエンジニア向けの資格。
アロマ・癒し系
- アロマテラピー検定
- インテリアコーディネーター
- あん摩マッサージ指圧師
- 美容師
アロマなどの癒しに関係する仕事は、HSPに向いています。
アロマテラピー検定は、刺激に敏感なHSPはアロマの繊細な香りも嗅ぎ分けられる点や、取得後に周りの人だけでなく自分自身も癒すことができる点が向いていますね。
インテリアコーディネーターはHSPの美的センスや創造性が活かせます。あん摩マッサージ指圧師はHSPの共感力の高さを活かして相手の状態を的確に把握できるHSPに向いています。美容師は美的センスや創造性の面でもそうですし、共感力の高さで相手の要望に応える仕事なのでこれもHSPに向いていますね。自分自身の美容にも役立つので一石二鳥です。
- アロマテラピー検定
植物の精油を用いた癒しの技術が身に付く資格。 - インテリアコーディネーター
空間を美しく機能的に演出する技術を証明する資格。 - あん摩マッサージ指圧師
身体の痛みや不調を和らげるための施術技術を証明する資格。 - 美容師
美容に関する幅広い技術と知識を持つ専門家になれる。
語学系
- TOEIC
- TOEFL
- 中国語検定
- ドイツ語検定
- 実用フランス語技能検定
- スペイン語技能検定
- 日本語教育能力検定試験
HSPは他人の感情の変化に敏感であるという特性を持ちます。そのため相手が気持ちよく話せるような空気作りが得意です。語学力を磨くことで、こういったコミュニケーション力を活かせる場も広がりますね。また、異文化を理解するという意味でも、HSPの共感力は活かせます。
英語や中国語などを挙げましたが、自分の興味のある国の言葉を学ぶと、習得するスピードもアップするでしょう。日本語教育能力検定試験については新たな言語を学ぶわけではありませんが、日本語を学びたい外国人の方とのコミュニケーションの機会が広がるという点で、おすすめですね。
- TOEIC/TOEFL
英語の読解・聞解能力を測る資格。 - 中国語検定
中国語の言語能力を証明する資格。 - ドイツ語検定
ドイツ語の言語能力を証明する資格。 - 実用フランス語技能検定
フランス語の言語能力を証明する資格。 - スペイン語技能検定
スペイン語の言語能力を証明する資格。 - 日本語教育能力検定試験
日本語教師としてのスキルや知識を証明する資格。
労務・キャリア系
- FP
- 社労士
労務・キャリア系の資格として、FP(ファイナンシャルプランナー)と社労士はおすすめです。どちらも他者へのアドバイスやサポートを行うことが多い職種なので、HSPの共感力や洞察力が活かせます。
また、将来に対して不安を感じやすいHSPにとっては、FPのようなお金に関する知識を身につけることは役立ちますね。無駄な出費を減らしたり、将来に向けて必要な投資をすることもできるようになるでしょう。
社労士の資格は将来的に独立を目指せる点も、自分のペースで働きたいHSPにはメリットが大きい資格と言えますね。
- FP
金融・保険に関する専門知識を問う資格。 - 社労士
労働法や社会保険制度に関する専門知識。
法律系
- 行政書士
- 司法書士
先ほどの社労士同様、将来的に独立を目指せる点で、行政書士や司法書士などの法律系資格もHSPに合っています。合格するにはかなりの勉強時間が必要なため、自己肯定感を一気に上げるにはもってこいの資格ですね。
行政書士は600〜800時間程度、司法書士は3,000時間程度の勉強が必要と言われています。いきなりこのレベルの資格を目指すのはしんどいかもしれませんが、最近はスマホやパソコンで気軽に受講できる予備校や通信講座もありますからね。コツコツ積み重ねていけば、合格することは十分可能です。
もう少し難易度の低い資格からレベルアップしていきたいという方は、宅建なんかもおすすめですね。こちらは300時間程度で合格が狙えます。1日2時間ずつ勉強すれば5ヶ月で到達する時間です。上記2資格とは違い、将来の独立はなかなか難しいですが、難関資格への足がかりという意味では宅建もありですね。
- 行政書士/司法書士
法的文書の作成や手続きのサポートをする専門家。
会計系
- 日商簿記
- 公認会計士
- 税理士
会計系の仕事は、深い理解と細かい処理が必要なため、HSPに向いている部分がありますね。簿記は難易度の低い3級から徐々にレベルアップしていける点も魅力。自己肯定感が上がっていく感覚が感じられます。
公認会計士と税理士は先ほどの行政書士や社労士とかと同じで、将来独立できる点でHSPにメリットがあると言えます。
- 日商簿記
財務会計や管理会計の知識を証明する資格。 - 公認会計士
高度な会計・監査知識を有する専門家。 - 税理士
税法の専門家であり、申告や税務相談を行う。
動物系
- 愛玩動物看護師
- トリマー
- 犬訓練士
人と関わることに疲れを感じやすいHSPは、動物に関わる仕事が向いています。これはもうこれ以上の説明は不要ですね。動物に癒されながら働けます。
- 愛玩動物看護師
ペットの健康管理と看護を行う専門家。 - トリマー
ペットの美容とケアを行う専門家。 - 犬訓練士
犬の訓練を行う専門家。
カウンセリング系
- 臨床心理士
- 公認心理士
- 産業カウンセラー
他人の感情の変化に敏感なHSPは、カウンセリング系の仕事も向いています。共感力の高さを活かして、相談者に寄り添った対応ができるでしょう。
これらの仕事は、相談者と自分の2人だけの空間でやれるというのもHSPにとっては大きなプラスです。HSPは大人数の場が苦手だったり、誰かに見られながらの作業が苦手だったりするからですね。働きやすい環境で得意分野の仕事ができるということで、カウンセリング関係の仕事はHSPに人気があります。
上記の3つは、代表的なカウンセリング資格を例示したものです。この他にもたくさんの資格があるので、希望に合わせて選ぶといいでしょう。
- 臨床心理士
心理学の専門知識を活用してカウンセリングを行う。民間資格。 - 公認心理士
広範な心理学知識を有し、心理サービスを提供する。国家資格。 - 産業カウンセラー
職場のメンタルヘルスやキャリア支援を行う。
知的探求系
- 図書館司書
- 学芸員
- 自動車整備士
特定の分野に深く没頭できる仕事も、物事を深く考えるのが好きなHSPには向いています。図書館司書と学芸員はどちらも比較的静かな空間で働くことができるため、騒がしいところで消耗しやすいHSPにはメリットですね。
また、HSPは感性が豊かなため、芸術作品などに心を動かされやすい傾向にあります。こういった点も、働きながら感動を味わえるという点で向いていると言えますね。
自動車整備士についても黙々と作業できる環境はHSPに合っていますし、相手が人ではなく車であるという点も安心感があっていいですね。
- 図書館司書
図書館での資料管理とサービス提供。 - 学芸員
美術館や博物館での展示物の研究と展示。 - 自動車整備士
自動車の整備と修理を行う専門職。
難易度の高い資格がおすすめ
というわけで、以上がHSPにおすすめの資格30選でした。
この中から選んで取得するにせよ、これら以外のものを取得するにせよ、HSPはなるべく難易度の高い資格を狙っていく方がおすすめです。理由は以下です。
自己肯定感が一気に上げられるから
実体験から言っても、これは間違いありません。上記のおすすめ資格には入れませんでしたが、僕の場合は公務員試験に合格したことで道がひらけたと感じます。1,000時間くらい勉強しましたね。それまでほとんど真面目に勉強したことがない人生だったので、「自分もやればできるんだ」という自信がつきました。この自信が、その後のプログラミングやライティングのスキル磨きにもつながりました。
最初の一歩目は比較的短時間で合格を狙える資格からチャレンジして、徐々に難易度高めの資格を狙っていくのもおすすめです。そういった意味ではFPや簿記のように級を上げていける資格は分かりやすくていいですね。TOEICなどもスコアを上げていくことで自分の成長が感じられるのでおすすめです。
あまりおすすめしない資格
反対に、あまりおすすめでない資格についても紹介しておきます。
- IT系の資格
- 公務員
IT系の資格(おすすめで紹介したもの以外)
IT系の資格は個人的にはあまり意味を感じなかったですね。HSPだからとかそういうことは関係なく、IT系資格は取ってもあまり役に立たないので、おすすめしません。
僕はエンジニア時代にAWSソリューションアーキテクトアソシエイト(SAA)という資格を取りましたが、ひたすら過去問を回しまくってとった資格なので実務では経験不足で使いこなせませんでした。過去問を解いたり参考書を読んだりして資格を取るくらいなら、自分で手を動かして技術を磨いていく方がいいと感じましたね。
IT業界では資格よりスキルです。就活でアピールするにしても、例えば「Javaの資格を持っています」というよりも「Javaを使ってこんなことができます」の方がアピールになります。おすすめで紹介したMOSやITパスポート、基本情報技術者くらいですね。アピールになるのは。
プログラミングを学びたいHSPの方は、資格を目標にするよりも手を動かして何かを作ったり動かしたりしてみる意識を持つようにしましょう。
公務員
正確に言うと資格ではないのですが、公務員試験の合格を目指すと言うのもあまりおすすめしません。
いやいや、さっき公務員試験に合格したことで道がひらけたとか言ってたじゃん…と思われた方もいらっしゃるかと思いますが、1,000時間も勉強して公務員になるなら、その他の資格を取得した方がHSPにとっては役に立つ可能性が高いですよ、と言う話です。
僕は実際に公務員試験に合格して公務員として働きましたが、仕事の内容はあまりHSPに合っているとは感じませんでした。部署にもよりますが、意外と大人数の人たちと関わるところが多いです。そして毎日同じような事務処理をするのもHSPの僕には苦痛でした。法律を行使する仕事なので、創造性を発揮できない環境もHSPには合わないと思います。公務員試験という難しい試験に合格することで自信がついたことは間違いありませんが、それであれば行政書士や社労士などの資格の方が将来の独立を目指せる点でHSPにとってはメリットが大きいと思います。
まとめ
というわけで今回は「HSPにおすすめの資格30選」というテーマで記事にまとめました。改めて、HSPにおすすめの資格30選を振り返っていきましょう。
- IT・パソコンスキル系
ITパスポート
MOS
基本情報技術者 - アロマ・癒し系
アロマテラピー検定
インテリアコーディネーター
あん摩マッサージ指圧師
美容師 - 語学系
TOEIC
TOEFL
中国語検定
ドイツ語検定
実用フランス語技能検定
スペイン語技能検定
日本語教育能力検定試験 - 労務・キャリア系
FP
社労士 - 法律系
行政書士
司法書士 - 会計系
日商簿記
公認会計士
税理士 - 動物系
愛玩動物看護師
トリマー
犬訓練士 - カウンセリング系
臨床心理士
公認心理士
産業カウンセラー - 知的探求系
図書館司書
学芸員
自動車整備士
すぐにチャレンジできる資格から、数年をかけて取得を目指す難関資格まで幅広くご紹介しました。
もちろん資格の世界は意外と広いので、「え?こんな資格あるの?」という資格もたくさん存在しています。ここに紹介したものに限らず、自分が興味を持った分野の資格にチャレンジしていくことで、自己肯定感を高めることにもつながります。自己肯定感を高めた先にある景色については、以下の記事にまとめているのでこちらもあわせて参考にしてみてください。
また、HSPに向いている仕事30選と、ゆるく働く方法、の2記事も関連があるので、こちらも以下にリンクを貼っておきますね。
それでは、良い資格選びができることを願っています。
今回は以上になります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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