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HSPの「相談できない」を解消する方法【相手にも自分にも優しい相談方法6つ】

こんにちは、HSPブロガーのまさちゃんです。今回は「HSPの相談できないを解消する方法」というテーマで記事を書いていきます。

HSPで誰かに相談するのが苦手な方はいませんか?

仕事でわからないことがあったときになかなか周りに相談できず、いつまでも同じところで止まってしまうのはHSPあるあるですよね。悩みや不安を表に出せずに抱え込んでしまうのも、HSPによくある行動パターンです。

僕ももちろん相談するのが苦手な人間で、これらの状況に悩まされ続けてきました。ネガティブになっちゃうんですよね。仕事が進まない苦しさとか、誰かの時間を奪って相談する申し訳なさとか。色々な感情に襲われて、なかなか相談できずに抱え込んで。そんな状態でしたが、僕なりに色々と工夫をすることで相談できない状態を脱却することができました。

そこで今回の記事では、HSPが周りに相談できない理由や、それにより生じるデメリットを紹介していきます。記事の後半では相談しやすくする方法についても解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。

この記事を書いている人

物心ついた頃からずっと、なんとなく生きづらさを感じていました。HSPという言葉を知って、「ああこれは特殊能力なんだな」と感じて、少し気が楽になりました。

その後HSPについて色々と調べ、実践しているうちに、自分なりの生きやすい人生を手に入れました。過去の僕と同じ状況で苦しんでいる方に、少しでも生きやすい人生を考える機会となれれば幸いです。

目次

HSPが相談できない理由

それではまず、HSPが周りに相談できない理由を解説していきます。おそらくみなさん以下の3つのうちのどれか、もしくは全部に当てはまるかと思います。僕は3つとも当てはまります。

  • 深い思考内容の言語化が難しいから
  • 相手への影響を気にしすぎるから
  • 自分自身が相談されたくない人間だから

深い思考内容の言語化が難しいから

まずは言語化できない問題ですね。HSPの特徴として、「思考が深い」というのがあります。物事を深く考えるのが得意かつ好きなので、わからないことにぶち当たったときに粘り強く考えることができるわけですね。ですがこの特徴が相談できない理由の一つでして、HSPは深く考えすぎるあまりその思考を言語化することができないんです。

誰かに相談するときって、考えていることを相手に伝わるように説明しないといけないですからね。言語化できないというのは、結構致命的だったりします。

相手への影響を気にしすぎるから

それからHSPは周りに気を遣いすぎてしまうという特徴もあります。これにより相談する相手のことを考えすぎてしまい、相談ができなくなってしまうというのが2つ目の理由ですね。

誰かに相談するということは、その人のやっていることを中断させるということ。自分の相談のために時間を奪ってしまって申し訳ない、という気持ちになってしまいます。

自分自身が相談されたくない人間だから

そして3つ目の理由としては、「自分自身が相談されたくない人間だから」というのが挙げられますね。HSPは仕事でもプライベートでも、自分一人の時間が大好きです。普段から周りに気を遣ってしまうHSPにとって、誰にも気を遣わずに過ごせる時間というのはかけがえのない時間といえます。

なのでその時間を奪われることに対しては、結構ストレスを感じちゃうんですよね。一人で黙々と集中して作業しているときに話しかけられると、イラッとします。1回だけならまだしも、繰り返し話しかけられる環境は耐え難く、ストレスに感じます。そういったこともあり、相談して相手の時間を奪ってしまうことには人一倍敏感です。

相談ができないとどうなるのか

続いて、HSPが周りに相談できないとどうなるのかを見ていきましょう。

  • 仕事が進まない
  • 成果が上がらない
  • 評価が下がる
  • 職場に居づらくなる
  • 転職したくなる

HSP自身に降りかかるデメリットとしては上記の通りです。相談ができないことで、仕事の進みが当然遅くなります。そうなると他の人より成果が上げられないので評価が下がり、職場に居づらくなります。HSPはそういった周りの空気も敏感に感じ取れるので、転職したいと感じるようになるでしょう。

まあそもそも相談しなければならないことがたくさんあって、かつ相談しづらい環境の職場なのであれば、HSPにとって優しくない職場なので続けていてもつらいはず。転職してしまった方が自分のためかなとも思います。

相談しやすくする方法

とはいえ何がなんでも仕事を続けたいと思っている方もいますよね。仕事自体はやりたい仕事であるとか、家庭の事情で辞められないとか。そんな方のために、少しでも相談しやすくなる方法を紹介していきます。実際に僕がやっていて効果が高かったのは、以下の6つです。

  • 考えることの制限時間を決める
  • 紙に殴り書きしてそれを見せる
  • 納得できないことに折り合いをつける
  • 非同期のコミュニケーションツールを使う
  • 目安の時間を伝える
  • 一息入れてから相談する

考えることの制限時間を決める

まず1つ目は「考えることの制限時間を決める」ですね。

HSPは時間を決めないといつまでも一人で考え続けてしまいます。考えるのが好きなので、それはそうですね。なので事前に制限時間を決めておき、考える時間に強制的に区切りをつけるという方法が有効です。30分だけ考えて、それでもわからなかっただ誰かに相談しよう、というルールに最初からしてしまうということです。

この方法を使うことで、仕事が停滞してしまうことが防げますし、締切効果も生じるので短時間で問題を解決できる可能性も高められます。

紙に殴り書きしてそれを見せる

2つ目は「紙に殴り書きしてそれを見せる」です。

HSPは考えたことを言語化するのが苦手だという話を先ほどしました。深く考えすぎてしまうあまり、それを簡潔に説明できない状態です。それを解消するのがこの紙に殴り書きする作戦です。

簡潔にまとめようとするから言語化できないのであって、思いついたことを紙にそのまま書き出すのであれば意外と筆が進みます。そしてその紙をそのまま相手に見せて、今僕の頭の中こんな感じです、って感じで説明します。

紙の内容でわからない部分があれば相手から「これどういうこと?」って聞いてくれるので、結構スムーズにこちらの聞きたいことが伝わります。

納得できないことに折り合いをつける

3つ目は「納得できないことに折り合いをつける」ですね。

誰かに相談するときに、そもそも「全ての疑問をスッキリ解消してもらえる」という期待を捨てましょう。「これがわからないです」と聞いて、「こうやってやるんだよ」と返ってきたらそれでよし。なんでそうなるかとか、さっき自分が試した方法は何がダメだったのかとか、そういったことを考えたい気持ちをグッと堪えましょう。

HSPは納得できないと先に進みたくない気持ちが強いです。ですがその気持ちにこだわっていたら、いつまで経っても前には進めません。前に進むためには、折り合いをつけることも大事です。

僕はエンジニア時代にわからないことがあったときは、あの手この手を駆使して気合いで解決するのが好きでした。ですが何をどうやっても、疑問を解決できないことはたくさんありました。そういうときは先輩に相談するのですが、自分がやったあの手この手の内容と結果をイチイチ説明していくのって難しいです。結局最低限の「これがわからない」という話と「これとこれは試しました」という説明だけして、助けてもらう感じになっていました。

HSP的には「自分が試した方法の何がダメだったのか」とかも気になるので相談したいのですが、言語化しきれないのでそこは諦めていました。相談したとしても、100%モヤモヤが解消できるわけではないです。そういうもんなんだ、と結論だけを理解する場面も、必要なんだと思います。

後になって自分に知識がついてくれば、意外と簡単に理解できるかもしれないので。自分の成長に期待しましょう。

非同期のコミュニケーションツールを使う

4つ目は「非同期のコミュニケーションツールを使う」です。

HSPは相手の時間を奪うことに申し訳なさを感じがちだという話を、先ほどしました。これを解消するには、「相手のタイミングで相談に乗ってもらう」しかないです。メールやチャットなどの非同期のコミュニケーションツールを使って相談を持ちかけることで、相手のタイミングで回答してもらうことができます。

仕事がひと段落したタイミングとか、集中力が切れて誰かと話したくなったタイミングとかに相談できるのであれば、罪悪感なく相談できますよね。相手と自分、両方にメリットが大きい方法です。

目安の時間を伝える

5つ目は「目安の時間を伝える」ですね。

重たい相談をするときは、目安の時間を伝えることで罪悪感を減らせます。「相談したいので時間もらえますか?」ではなく、「相談したいので15分だけ時間もらえますか?」みたいな感じです。ちょっと相談しやすい言い方になったと感じませんか?

相談される側としても、15分だけなら…となるので負担を感じづらいです。実際には15分で終わるかどうかは不明確な場合もあるとは思いますが、そんなに重くない相談なんだな、というニュアンスが伝わるだけで相手の気持ちも楽になります。お互いのためにも、積極的に目安時間を伝えるようにしましょう。

一息入れてから相談する

そしてラスト6つ目は「一息入れてから相談する」です。

これは意外とできていない人が多いかもしれないですね。先ほども説明した通り、HSPは物事を深く考えすぎてしまうため、誰かに相談しようと思った時点で既に脳が疲れ切っている場合が多いです。その状態で相談しようとしても話がうまくまとまらないですし、相手が話してくれた内容も理解できない可能性が高くなってしまいます。

こうなるとお互いにストレスを感じてしまうので、効率が悪すぎですね。一息入れて頭をリフレッシュさせてから相談することで、無駄なストレスを減らせますよ。

まとめ

というわけで今回は「HSPの相談できないを解消する方法」というテーマで記事にまとめました。簡単にこの記事の内容を振り返っていきます。

  • HSPが相談できない理由
    深い思考内容の言語化が難しいから
    相手への影響を気にしすぎるから
    自分自身が相談されたくない人間だから
  • 相談しやすくする方法
    考えることの制限時間を決める
    紙に殴り書きしてそれを見せる
    納得できないことに折り合いをつける
    非同期のコミュニケーションツールを使う
    目安の時間を伝える
    一息入れてから相談する

いかがでしたでしょうか。相談できない理由をHSPの特性を踏まえて考えることで、相談しやすくなるにはどうすればいいのかが見えてきたかと思います。今回ご紹介した方法を試していただくことで、以下のようなポジティブなループの中で仕事をすることができるようになりますよ。

  • 誰かに相談できる
  • 仕事が進む
  • 成果が上がる
  • 評価が上がる
  • 職場に居やすくなる
  • 人生が充実する

仕事の時間は人生の大部分を占めるので、仕事の充実は人生の充実につながっていると言っても過言ではないです。相談できないことを諦めず、改善に向けてできることを1つずつやっていきましょう。

今回は以上になります。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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