こんにちは、HSPブロガーのまさちゃんです。今回は「当日になると行きたくなくなる」というテーマで記事を書いていきます。
「せっかく約束したのに、当日になると行きたくなくなってしまう…」
そんな経験はありませんか?友人との約束、飲み会、結婚式…。楽しみにしていたはずなのに、なぜか当日になると気持ちが重くなって、できればキャンセルしたいと思ってしまう。
実はこれ、HSPの方によく見られる現象なんです。今回はその理由と向き合い方について、詳しく解説していきます。
物心ついた頃からずっと、なんとなく生きづらさを感じていました。HSPという言葉を知って、「ああこれは特殊能力なんだな」と感じて、少し気が楽になりました。
その後HSPについて色々と調べ、実践しているうちに、自分なりの生きやすい人生を手に入れました。過去の僕と同じ状況で苦しんでいる方に、少しでも生きやすい人生を考える機会となれれば幸いです。
HSPが当日になると行きたくなくなる理由
それでは早速、HSPが当日になると行きたくなくなってしまう理由を5つ紹介していきます。
心配性な脳がフル回転する
HSPは物事を深く考えすぎてしまう特徴があります。約束の日が近づくにつれて、ありとあらゆる心配事が頭に浮かんできます。
「道を間違えて遅刻したらどうしよう」
「服装は適切かな」
「話題に困ったらどうしよう」
「お店の雰囲気になじめるかな」
「他の人は何を着ていくんだろう」
「早く帰りたくなったらどうしよう」
普通の人なら気にも留めないような些細なことまで、次々と心配してしまうんです。HSPの脳は、起こりうる全てのリスクを洗い出そうとしてしまいます。この思考の渦に巻き込まれると、もう行く気力すら失せてしまいますよね。
予定のない時間が恋しくなる
HSPにとって、予定のない自由な時間はとても大切です。心身を休められる貴重な時間だからです。
当日が近づくにつれて、「この時間があれば、ゆっくり本を読めるのに」「家でのんびりできるのに」という気持ちが強くなってきます。特に休日の約束は、その傾向が顕著です。
次でも説明しますが、HSPは人と接することで消費するエネルギーが大きいですからね。HSPの自己防衛本能が、行きたくない気持ちにさせているのかもしれません。
エネルギー消費への不安
HSPは人との関わりで大量のエネルギーを消費します。相手の表情や言葉の裏にある感情を敏感に察知してしまうため、普通の人の何倍ものエネルギーを使います。
「今の体力で乗り切れるかな」
「明日仕事なのに大丈夫かな」
「この後の予定まで持つかな」
特に複数人で会う約束の場合は、より強くこの不安を感じます。一人一人の様子を気にしながら、場の空気を読みながら…。考えただけでも疲れてきますよね。
環境の変化への抵抗
HSPには「安心できる場所」があります。家であったり、行きつけのカフェであったり。そこを離れて知らない場所に行くことへの抵抗感は、予想以上に大きいです。
特に初めて行く場所では、不安要素が満載です。
- お店の雰囲気がわからない
- 人の数がわからない
- 音や光の強さがわからない
- 席の配置がわからない
- トイレの場所がわからない
こういった不確定要素が多すぎて、家にいたいという気持ちが強くなってしまいます。
完璧を求めすぎてしまう
HSPには完璧主義な面があります。約束の日を楽しい時間にしたい、相手を喜ばせたい、という気持ちが強すぎるんです。
「もっと面白い話を考えておけば良かった」
「もっと準備をしておけば良かった」
「今日は調子が悪いから、楽しい時間を提供できないかも」
こんな風に自分を追い込んでしまい、結果として行きたくなくなってしまう…。これも典型的なHSPの特徴です。
では、どうすれば良いのか?
ここからは、この「当日行きたくなくなる現象」への対処法を紹介していきます。
当日行きたくなくなる現象への対処法
逃げ道を作っておく
一番効果的なのが、予め逃げ道を作っておくことです。例えば以下ですね。
- 「3時間くらいなら」と時間制限をつけておく
- 「様子を見て早めに帰るかも」と伝えておく
- 信頼できる人に自分の特性を打ち明けておく
こうすることで精神的な安全性が確保でき、かなり気持ちが楽になります。
準備は前日までに済ませる
当日の朝になって「着ていく服がない!」となると、それだけで行く気が失せかねません。前日までに以下を決めておきましょう。
- 服装
- 持ち物
- 行き方・ルート
- 待ち合わせ場所の確認
予定は詰めすぎない
約束の前後に別の予定を入れすぎないように注意しましょう。HSPは切り替えが苦手な人が多いので、余裕を持った予定調整が大切です。
予定と予定の間には、必ず「バッファ」を設けることをおすすめします。
最後に一番伝えたいこと
ここで一番お伝えしたいのは、「あなたは悪くない」ということです。
当日になると行きたくなくなる。これはHSPの特性として、とても自然な反応です。それだけ物事を深く考えられる繊細さを持っているということ。決して悪いことではありません。
ですがこの特性を理解した上で、上手く付き合っていく工夫は必要です。全ての約束をキャンセルしてしまうと、大切な出会いや経験を逃してしまう可能性もありますからね。
かといって、無理に参加する必要もありません。時には「今回は体調を考えて休ませてください」と断ることも、自己管理の一つとして大切です。
まとめ
HSPが当日になると行きたくなくなる理由5選、いかがでしたでしょうか?
- 心配性な脳がフル回転する
- 予定のない時間が恋しくなる
- エネルギー消費への不安
- 環境の変化への抵抗
- 完璧を求めすぎてしまう
これらの理由で行きたくなくなってしまうのは、HSPとしてはとても自然なことです。この特性を「欠点」とは考えず、「個性」として受け入れていければ良いですよね。
そして、自分なりの付き合い方を少しずつ見つけていければと思います。それが、HSPにとっての理想の生き方なのかもしれません。
今回は以上になります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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