こんにちは、HSPブロガーのまさちゃんです。今回は「HSPが自分のために頑張れないのはなぜ?」というテーマでお話ししていきます。
HSPのみなさんは、自分のために頑張ることが苦手だと感じることはないでしょうか?
誰かのために頑張るのは得意なのに、自分のことになるとなかなか動けない。そんな経験をしている方は多いと思います。僕もその1人でした。
今回は、なぜHSPは自分のために頑張れないのか、その理由と対処法について、実体験を踏まえながら解説していきます。
物心ついた頃からずっと、なんとなく生きづらさを感じていました。HSPという言葉を知って、「ああこれは特殊能力なんだな」と感じて、少し気持ちが楽になりました。
その後HSPについて色々と調べ、実践しているうちに、自分なりの生きやすい人生を手に入れました。過去の僕と同じ状況で苦しんでいる方に、少しでも生きやすい人生を考える機会となれれば幸いです。
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HSPが自分のために頑張れない理由
他人の気持ちが気になりすぎるから
HSPは共感力が高く、周りの気持ちを敏感に感じ取ります。そのため「自分だけ良ければいい」という考え方ができず、自分のことを後回しにしがちです。例えば昇給の相談をするときも、「会社の経営状態は大丈夫かな」「他の人は昇給してもらえているのかな」と考えてしまい、なかなか自分の要望を伝えられません。
自己肯定感が低いから
HSPは周りに合わせすぎる傾向があり、自分の意見を通すことが少なくなります。その結果として自己肯定感が低くなり、「自分なんかが」という気持ちが芽生えてしまいます。自分に自信が持てないので、自分のために頑張る価値を見出せません。
完璧主義だから
HSPは完璧主義な面があります。そのため自分のために何かをやろうとしたときに、完璧にやらなければという気持ちが強くなりすぎてしまいます。完璧を求めすぎるあまり、スタートを切れない状態に陥ってしまうんですね。
失敗への不安が強いから
HSPは物事を深く考える特性があるので、起こりうる失敗のパターンが次々と浮かんできます。特に自分のためにやることは自分にしか責任が無いので、失敗への不安が強くなりすぎてしまい、行動を起こせなくなります。
他人のためなら理由付けができるから
HSPは他人のためなら頑張れます。それは理由がはっきりしているからですね。「あの人が困っているから助けてあげたい」「あの人のためになるならやってあげたい」このように、誰かのためという明確な理由があれば、それを軸に頑張ることができます。逆に自分のためとなると、その理由付けが難しくなってしまいます。
自分のために頑張る方法
では、この問題をどのように解決していけばいいのでしょうか。以下に具体的な対処法をまとめていきます。
自分のための行動も、誰かのためと考える
まずは発想の転換です。自分のために頑張ることも、実は誰かのためになっているはずです。例えば以下の通り。
・昇給を求めることは、家族の生活水準を上げることにつながる
・スキルアップは、会社の業績向上に貢献できる
・健康のために運動することは、周りの人を安心させられる
このように考えることで、行動を起こしやすくなります。
小さな目標から始める
完璧を求めすぎないことも大切ですね。まずは小さな目標から始めていきましょう。例えば筋トレを始めるなら、「いきなり毎日やる」ではなく「週1回5分だけやる」というところからスタートする感じです。小さな成功体験を積み重ねることで、自己肯定感も高まっていきます。
行動する前に、メリット・デメリットを書き出す
深く考えてしまう特性を逆手に取って、行動するメリットとデメリットを書き出してみましょう。HSPは文章を書くことで気持ちが整理されやすいので、これはめちゃくちゃ効果的です。デメリットばかりに目が行きがちですが、メリットの方が多いことに気付けるはずです。
期限を決める
「いつかやろう」ではなく、具体的な期限を決めましょう。例えば「今年の12月までに資格を取得する」という感じです。期限を決めることで、行動せざるを得ない状況を作れます。頭の中だけで考えているときりがないので、強制的に動く環境を整えてしまう作戦です。
自分のことを大切にすることを、習慣にする
これは時間がかかりますが、少しずつ自分のことを大切にする習慣をつけていきましょう。例えば以下のような感じです。
・毎日お気に入りの時間を作る
・自分へのご褒美を決める
・体調が悪いときは休む
・気持ちの良い服を着る
・美味しいものを食べる
こういった小さなことから始めて、徐々に自分を大切にする感覚を養っていきます。
まとめ
自分のために頑張ることに苦手意識を持っているHSPの方は多いと思います。周りのために頑張るのは悪いことではないので、その気質を責める必要はありません。
ですがいつまでも自分のことを後回しにしていては、心も体も疲れ切ってしまいます。少しずつでいいので、自分のために頑張れる自分を目指していきましょう。
そしてもし行動を起こしてうまくいかなかったとしても、それは失敗ではありません。次に活かせる経験として捉えていけばOKです。HSPは失敗を過度に恐れがちですが、完璧な人生を送れている人なんて誰一人いないです。
今この記事を読んでくださっているHSPのみなさんが、これを機に自分のために一歩を踏み出せることを、心から願っています。
今回は以上になります。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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