こんにちは、HSPブロガーのまさちゃんです。今回は「HSPが人混みを苦手とする理由」というテーマで記事を書いていきます。
- なぜ人混みが苦手なのか
- どうやって対処すればいいのか
- 人混みを抜けた後のケアはどうすればいいのか
HSPにとって、人混みはめちゃくちゃしんどい空間です。大きなストレスを感じますし、疲労感もハンパないですよね。
この記事を読んで上記の疑問を解消すれば、今より少しは、人混みに対する苦手意識も薄れてくるはず。一緒に生きやすい世の中を掴み取りましょう。
物心ついた頃からずっと、なんとなく生きづらさを感じていました。HSPという言葉を知って、「ああこれは特殊能力なんだな」と感じて、少し気が楽になりました。
その後HSPについて色々と調べ、実践しているうちに、自分なりの生きやすい人生を手に入れました。過去の僕と同じ状況で苦しんでいる方に、少しでも生きやすい人生を考える機会となれれば幸いです。
HSPはなぜ人混みが苦手なのか
さて、本題です。
そもそもHSPはなぜ人混みが苦手なのか。
改めて説明するまでもないかもしれませんが、以下が理由です。
周りからの刺激が多すぎるから
HSPの人は、外部からの刺激にとても敏感です。
人混みは、その刺激がとても多い空間なんです。
特に以下の2つの刺激は多いですね。
- 目から入る刺激
- 耳から入る刺激
目から入る刺激がしんどい
人混みは多くの人が集まっている場所。目からは多くの刺激が入ってくるということになります。
単純に人が動いているという刺激だけならまだマシなのですが、人の表情などからも敏感に背景を想像してしまうのがHSP。楽しそうな顔の人、つらそうな顔の人、怒っている顔の人、一人ひとりの表情から無数の背景を想像してしまいます。
勝手に想像して疲弊しているだけと思われがちですが、HSPにとっては自然にやってしまうことなので避けられないんですよね。
耳から入る刺激がしんどい
音に関してもかなりの量の刺激が、人混みには存在します。
特に多いのは、会話でしょう。人混みにはたくさんの人がいるので、会話の数も膨大です。少しすれ違った人たちの会話が耳にのこり、あれやこれやと思いを巡らせてしまうのがHSP。自慢話をする男性と、それを聞かされる女性がいれば、そのどちらの気持ちにも感情移入してしまいます。
- どんな気持ちでこの話をしているんだろう…
- どんな気持ちでこの話を聞いているんだろう…
そしてそれをたまたま耳にした人たちは、どんな気持ちなんだろう…
こんなことを永遠に考えさせられるのが、人混みです。一般の人よりもストレスや疲労感を感じるのは、当たり前ですね。
その場で人混みに対処する方法
HSPが人混みでしんどい気持ちになる理由がわかったところで、対処法について説明していきます。もちろん人混みを回避することができるのであればそれが一番ですが、それができない場合も多いですよね。
人混みが避けられず、人混みの中に身を置かなければならない状況になったときに、その場でできる対処法としては以下になります。
- 呼吸に意識を集中する
- なるべく上を見て行動する
- 音楽を聴く
呼吸に意識を集中する
まず僕が一番効果を感じたのが、この「呼吸に意識を集中する」です。そもそも人混みでしんどさを感じるのは、「周りからの刺激が多すぎるから」という話をしましたね。なので周りに意識を向けなくすることが、しんどさ軽減には効果的です。
ゆっくり息を吸って、ゆっくり息を吐く。これだけに全ての意識を集中すると、外部のことから意識が逸れます。「自分のことだけに集中する」という感じですね。
5秒で吸って、5秒で吐く、のようにカウントを数えながらやると、やりやすいです。
なるべく上を見て行動する
先ほども説明した通り、人の表情を見るとあれやこれやと想像してしまうのがHSPです。なのでなるべく人の表情が目に入らないように、上の方を見て行動するのはかなり効果があります。
僕は身長が割と高めなので上を見ることで周りの表情が目に入らなくなりましたが、身長が低い人は下を見た方がいいかもしれませんね。
言うまでもないかと思いますが、あまり極端に上や下を向いて行動すると危険なので、程々の角度で視線を上下にずらして行動してくださいね。
音楽を聴く
耳からの刺激に関しては、「音楽を聴く」というのも効果的ですね、音楽も耳からの刺激には変わりないですが、自分でコントロールできる刺激なので、逆にストレス解消にもなります。
好きな音楽を聞いて没頭できれば、周りからの刺激は気にならなくなりますよ。
そもそも音楽を聴くためのアイテムを持っていないという方は、買ってもいいと思います。HSPにとっては、耳からの刺激を減らせる効果的なアイテムなので。
おすすめの人混み対策アイテム
ここからは、事前に準備しておくと効果的なアイテムも紹介していきます。
「音楽を聴く」のところで音楽を聴くためのアイテムを持っていた方がいいですよ、という話をしましたが、それは既に多くの方が持っているかと思います。
ここではイヤホン以外の、刺激軽減アイテムを紹介していきます。
- 耳栓
- サングラス
- マスクにかけるアロマ
耳栓
まずは耳栓ですね。言うまでもなく、耳からの刺激を軽減するのにかなり効果的なアイテムです。
ノイキャンイヤホンでもいいのですが、中には「充電するのがめんどくさい」という僕と同じような感覚の方もいらっしゃるかと思います。耳栓であれば、充電する必要はないですからね。必要な場面が来たらいつでも装着して、刺激を減らすことが可能です。
ちなみに僕が使っているのは以下の「loop」という耳栓です。
3,000円弱という、耳栓にしてはかなり強気なお値段ですが、洗って使えるため実はコスパがいいです。外の音を完全に遮断するわけではなく、程々に軽減してくれるので、駅のアナウンスとかは普通に聞こえます。
つけ心地もいいので、おすすめですね。
サングラス
続いてサングラス。こちらは目からの刺激を軽減するアイテムですね。基本的に視界が暗くなるということに落ち着きを感じる方は多いはずです。
ですが耳栓と違い、装着していることが他の人の目からもはっきりわかってしまうのはデメリットですね。僕はサングラスを買いましたが、つけているとなんだかソワソワしてしまって気持ちが落ち着かなかったため、1回使っただけでお役御免となりました。
ソワソワせずに使える方にのみ、おすすめのアイテムです。
マスクにかけるアロマ
目や耳からの刺激ほどではありませんが、鼻からの刺激というのも結構強いです。
すれ違う人の良い匂いや嫌な匂いが気になってしまう方も多いはず。それを避けるためにも、マスク+アロマの組み合わせで自分の好みの香りに包まれるのはおすすめです。
臭いというのは不思議ですね。好きな香りに包まれているというだけで、目や耳からの刺激も和らぐ気がします。
人混みを抜けた後にやるべきこと
人混みを抜けた後についても説明していきます。いくら対策したとしても、完全に人混みのストレスを無くすのは無理ですからね。疲労感を軽減するためにも、以下の対策をしていきましょう。
- 静かなところにいく
- 暗いところにいく
- 1人になれる場所にいく
静かなところにいく
繰り返しになりますが、HSPにとっては人混みでの耳からの刺激は特にダメージが大きいです。疲れた耳や脳を労わるためにも、まずは耳からの刺激を減らしましょう。
個人的には自然が多いところに行くのが効果が高いと感じます。芝生の公園でくつろぐとか、海をぼーっと眺めるとかですね。
自然がない場合には、人が少ない住宅街とかも良いですね。お金を使うことに抵抗がないのであれば、漫画喫茶なんかもおすすめです。
暗いところにいく
目からの刺激を中和するためには、なるべく暗いところにいくのが良いですね。
先ほどの漫画喫茶はもちろん最高ですし、映画館で平和そうな映画を鑑賞するのもかなり良いです。
夜の散歩や、静かそうなバーで一杯ひっかけるのも最高ですね。
1人になれる場所にいく
結局、1人で自分の時間を過ごすことが最大の回復方法ですね。
HSPは周りの人に合わせてしまって疲れを感じがち。繰り返しすぎて申し訳ないですが、漫画喫茶は半個室なので1人きりになれておすすめです。
散歩ももちろん良いですね。ブックカフェなんかでゆっくり本を読むのも良いです。駅などにある個室作業ブースに入って一息入れるのもおすすめです。
人混みで疲れたら…帰宅後のケア
最後は帰宅後のケアについてです。人混みで溜まってしまったストレスを翌日に残さないために、以下の3つがおすすめです。
- ゆっくり湯船に浸かる
- 刺激の少ない時間を過ごす
- 寝る前にプロテイン
ゆっくり湯船に浸かる
もうこれは説明不要ですね。
お風呂に入っている時間は、1人の時間です。HSPにとってこの時間は、1日のうちで最もリラックスできる時間といっても過言ではないですね。
人混みで疲れたからといって、この時間を省略してしまうのは逆効果です。いつもよりゆったり浸かるくらいの気持ちで、お風呂時間を楽しみましょう。
刺激の少ない時間を過ごす
人混みで多くの刺激を受けた分、帰宅後はいつもより刺激の少ない時間を過ごしましょう。
- テレビやYouTubeなどは控えめに。
- 部屋の電気もなるべく暗めに。
- 音楽を聴く際はゆったりめなものに。
SNSで情報収集するなら、ネガティブな情報に吸い寄せられないように注意してください。
いつもよりイライラしやすい状態になっています。HSPは感情移入しやすいので、イライラが増幅するような情報は極力避けてくださいね。
寝る前にプロテイン
そして最後、寝る前はプロテインを飲むのがおすすめです。
苦手な人混みで、自分が思っている以上に疲労は溜まっています。このまま何もせずに寝たら、翌日に疲れが残っている可能性が高いでしょう。しっかり栄養補給して、しっかり寝て、しっかり回復した状態で翌日を気持ち良く迎えましょう。
ちなみに僕は、この「寝る前プロテイン」を始めてから次の日の体調がかなり良くなりました。身体のダルさも消えましたし、頭の回転も速くなりました。
実体験からもとてもおすすめなので、人混みでの疲労時に限らず、日々のだるさや頭の重さに苦しんでいる方はぜひ試してみてください。
まとめ
というわけで今回は、「HSPが人混みを苦手とする理由」というテーマで記事を書きました。簡単に、この記事の内容をまとめます。
- HSPはなぜ人混みが苦手なのか
周りからの刺激が多すぎるから
→目から入る刺激がしんどい
→耳から入る刺激がしんどい - その場で人混みに対処する方法
呼吸に意識を集中する
なるべく上を見て行動する
音楽を聴く - おすすめの人混み対策アイテム
耳栓
サングラス
マスクにかけるアロマ - 人混みを抜けた後にやるべきこと
静かなところにいく
暗いところにいく
1人になれる場所にいく - 人混みで疲れたら…帰宅後のケア
ゆっくり湯船に浸かる
刺激の少ない時間を過ごす
寝る前にプロテイン
今回は以上になります。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
「HSPの方々が生きやすい世界」を目指して、引き続き情報発信していきますので、よろしくお願いします。
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