こんにちは、HSPブロガーのまさちゃんです。今回は「HSPとギャンブル」というテーマで記事を書いていきます。
HSPの皆さん、ギャンブルしていますか?
HSPにはギャンブルにハマりやすい要素がたくさんあります。軽い気持ちで始めたはいいものの、抜け出せなくなって悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事を書いている僕も、以前は競馬にハマり、友人に借金をしてまで賭け続けていました。今思えば完全にクズ野郎ですが、当時はギャンブルの魔力にかかり、周りが見えなくなっていました。
そんなクズ状態から、現在はギャンブルに1円もお金を使わない生活ができるまでに回復しました。今回はその経験をもとに、HSPとギャンブルの相性や、ギャンブル沼から抜け出す方法について解説していきます。
物心ついた頃からずっと、なんとなく生きづらさを感じていました。HSPという言葉を知って、「ああこれは特殊能力なんだな」と感じて、少し気が楽になりました。
その後HSPについて色々と調べ、実践しているうちに、自分なりの生きやすい人生を手に入れました。過去の僕と同じ状況で苦しんでいる方に、少しでも生きやすい人生を考える機会となれれば幸いです。
HSPがギャンブル好きになりやすい理由
まずはHSPがギャンブル好きになりやすい理由を解説していきます。以下の4つが主な理由です。
- 刺激が強いから
- 一人でやれるから
- 自己肯定感が上がるから
- 探究心がくすぐられるから
刺激が強いから
ギャンブルは刺激が強いですよね。自分のお金が増えるかもしれないワクワク感はもの凄いです。大当たりしたときは興奮物質のドーパミンがドバドバ出て、気持ち良くなります。
HSPは刺激に敏感な特性があるので、これらの刺激を普通の人よりも強く感じられます。ギャンブルの虜になってしまうのも無理はないですね。
一人でやれるから
また、ギャンブルは基本的に一人でやれるものが多いですよね。パチンコにしても競馬にしても、宝くじにしたってそうです。
HSPは人間関係でストレスを溜めやすいので、一人でできるものとは相性がいいです。気軽に一人でやれて、ドーパミンで気持ち良くなれるとなったらハマらないわけがないですよね。
自己肯定感が上がるから
自己肯定感が上がる感覚もありますね。自分の生きる意味はこれだ、みたいな。
HSPは日頃から自分の気持ちを抑えて周りに合わせがちです。自分が出せないと自己肯定感が下がるので、HSPは自己肯定感の低い人が多い傾向にあります。
そんなHSPが、100%自分の意思でお金を賭けるわけです。勝ち負けに関係なく自己肯定感が高まります。そこに大当たりでも経験してしまったら…ギャンブル沼へようこそって感じになりますね。
探究心がくすぐられるから
ギャンブルは探究心がくすぐられます。例えば競馬だと、その馬の過去の成績、騎手との相性、当日の天気、その日の馬の調子、騎手の調子、コースとの相性、同じレースに出走する馬たちの強さ、などなどたくさんの情報から結果を予想して、お金を賭けます。無限に情報収集できます。
HSPは物事を深く考えるのが好きなので、こういった探究心がくすぐられるギャンブルはハマりやすいですね。
HSPがギャンブルを苦手に感じる理由
続いて裏側ですね。HSPがギャンブルを苦手に感じる理由を解説していきます。実はギャンブルには、HSPに向いていない要素もたくさんあります。なのでギャンブルを苦手と感じるHSPも結構いるはずです。
要は「好き>苦手」だったらギャンブルにハマりますし、「好き<苦手」だったらギャンブルにはハマりません。苦手寄りの人は、以下の4つの点を強く感じているのでしょう。
- 刺激が強すぎるから
- 音がうるさすぎるから
- お金を失うのが怖いから
- 民度の低さがしんどいから
刺激が強すぎるから
先ほどはギャンブルの刺激の強さを、HSPがギャンブル好きになる理由として挙げました。ですがこの刺激を強すぎると感じてしまう人は、ギャンブルに対して苦手意識を持つでしょう。刺激が強すぎると疲れますからね。
音がうるさすぎるから
ギャンブルの刺激の中でも特に強いのが「音」です。例えばパチンコ屋さん。入ったことがある人はわかると思いますが、とにかく爆音ですよね。パチンコにハマっている人は、あの爆音空間にずっと滞在しているわけです。
HSPは音に敏感で、大きな音を聞くと普通の人以上に疲れます。音のうるささからギャンブルに苦手意識を持っている方は結構いるでしょう。
お金を失うのが怖いから
当たり前ですが、ギャンブルにはお金を失うリスクがあります。頑張って稼いだお金が、一瞬で溶けていくことに恐怖を感じる人もいるでしょう。
特にHSPは将来の不安を感じやすい特性があります。お金を失うことでその不安が増幅される可能性があるので、ギャンブルが怖いと感じるのも納得ですね。
民度の低さがしんどいから
ギャンブルをする空間は、民度が低い場合が多いです。例えば競馬場だと、ハズレ馬券が至る所に散らばっています。ゴミ箱があるのに、そこに捨てない人が結構いるということです。
そしてゴール板前では汚い野次が飛び交います。「◯ねー」とか、普通に聞こえます。HSPは平和な環境を好むので、そういった民度の低い場所を苦手と感じる可能性は高いでしょう。
ギャンブル依存症になるとどうなるのか
ギャンブルにハマりすぎると、依存症になります。快感に取り憑かれて抜け出せなくなっている状態ですね。最初は小さな金額を賭けるだけで満足していたものが、慣れてくるともっと強い刺激を求めるようになり、大金を注ぎ込むようになります。
自分一人のお金がなくなるだけならまだいいんですが、重症化すると周りに迷惑がかかることもあるのが恐ろしいところ。僕のように友人に借金をするようになったりもしますし、テレビなどで夫がギャンブル依存症で生活が苦しい…なんていう話を聞いたこともあるかと思います。
ギャンブルに依存すると、その後の人生が壊れます。具体的には以下のようになります。
- お金を失う
- 周りの信用を失う
- 性格が攻撃的になる
- 自分が成長できなくなる
- 自分と周りの人生が壊れる
最悪ですね。ギャンブルにハマりすぎると、人生が終了します。ギャンブルは生活に支障がない範囲の少額で楽しむものです。勝ったらそのお金でちょっと良いものを食べて帰る。負けたら安居酒屋で反省会をして帰る。それくらいがちょうど良いです。
ギャンブル依存症から抜け出す方法
大金を注ぎ込んでしまっている、健全にギャンブルを楽しめていない、惰性でやってしまっている、と感じたら、それはギャンブル依存症に足を踏み入れてしまっている状況かもしれません。
最終的にはお医者さんで治療してもらうべきですが、軽度なものであれば自力で抜け出せる可能性があります。実際に借金までしてギャンブルにのめり込んでいた僕も抜け出せたので。以下でいくつか抜け出す方法を紹介していきます。
瞑想する
まずは瞑想ですね。瞑想をすることで、自分を客観的に見れるようになります。ギャンブルをしている自分を客観視できるようになれば、いかに愚かなことをしているかに気付けるはずです。お金をドブに捨てている自分やばすぎ…周りの信用を失っている自分やばすぎ…自分と周りの人生が壊れていってるのやばすぎ…これに気付ければ、ギャンブルから足を洗える可能性が高まりますね。
瞑想のやり方や効果については、以下の記事にまとめています。ぜひ試してみてください。
10年後のことを想像する
10年後のことを想像してみるのも良いですよ。このままギャンブルを続けて、10年後に果たして稼げているのか。稼げていなかったとしたら、そのときの人生はどうなっているのか。そしてその後の人生はどうなっていくのか。長期視点で見ると、ギャンブルの無駄さが見えてきます。
- ギャンブルをして稼ぐより、その時間を使って資格を1つでも取った方が稼げるのではないか。
- 将来ギャンブルよりもやりたいことが見つかったときに、お金が無いという理由で諦めなければならなかったとしたら、後悔するのではないか。
- 10年後にギャンブルを引退したとして、果たして自分に何が残されているのだろうか。
ここまでギャンブルを続けてきたのだから、やめたらもったいない…そう思って惰性で続けている人も多いはずです。
相当高齢の方なら別ですが、ほとんどの方はこれまでギャンブルに費やしてきた時間よりも、今後の人生の方が長いはずです。長い人生を想像したときに、今ギャンブルに投下している時間とお金は、果たして意味がありますか?
期限を決めて徹底的にやる
逆にやり切ってしまうというのも一つの手ですね。
いつまでにどうなる、なれなかったら辞める。
という感じで具体的に期限を決めて、本気でギャンブルをする感じです。期限を決めずにダラダラやっているから、いつまでも納得いかないし諦められないんです。
例えばパチンコをやっているなら、「今から半年後の◯月にプラス収益じゃなかったら辞める」みたいな感じです。1年間必死にパチンコの勉強や情報収集をして、最終的に◯月にプラスを狙います。本気でパチンコで稼ぎたいなら、この半年間でこれ以上ないくらいに徹底的に勉強するでしょう。
もしあなたにパチンコで稼ぐ才能があるのなら、きっとその半年で成果が出るはずです。逆にもし達成できなかったら、もうパチンコで稼ぐことは無理です。潔く、引退しましょう。
ギャンブルをするきっかけを考える
ギャンブルに手を出してしまう「きっかけ」になる部分をカットすることで、ギャンブルをしたい気持ちになりにくくするのも有効です。
- 財布にお金が入っているとスロットをしてしまうなら、財布にお金を入れない。
- 帰り道にパチンコ屋が目に入ると入ってしまうなら、帰る道を変える。
- 銀行口座にお金が入っていると競馬をしてしまうなら、もう1つ口座を作ってお金をそっちに移動しておく。
- 自由に使えるお金があると競艇をしまうなら、株や仮想通貨に変えておく。
こんな感じで自分がギャンブルに手を出すきっかけさえ理解できれば、そのきっかけに遭遇しないように対策することができますね。
当たり前のことではありますが、ギャンブルに夢中になりすぎている人は、意外とここに気付けていないはず。一度考えてみると抜け出すきっかけが掴めるかもしれませんよ。
ギャンブルで学んだことを書き出す
ギャンブルで学んだことを書き出すのもおすすめです。これまでにつぎ込んできた時間とお金は無駄ではなかったんだ、ということがわかれば、すんなり抜け出せる可能性があります。
ギャンブルを辞められない理由の1つに、「これまでに使ってきた時間とお金を無駄にしたくない」という気持ちがあります。例えばこれまでに100万円をギャンブルに注ぎ込んだとしたら、このままギャンブルを辞めてしまったらこの100万円は完全に無駄になってしまう、と考えてしまうわけです。だからなんとかこのマイナスを取り返そう取り返そうと思って、ギャンブルを続けてしまう…
ですが実際には、この100万円のマイナスで学んだことってたくさんあるはずです。例えば、「自分はこういうときに歯止めがきかなくなるんだな」と知れたとか。今後の人生に役立つ気付きを得るのに、100万円の勉強代を支払ったと考えれば、無駄なお金ではないということになりますよね。100万円で良い勉強をさせてもらった。ありがとう。さようなら。って感じで次に進んでいきましょう。
ギャンブルをする目的を自分に問う
自分は何のためにギャンブルをしているのか。これを考えることで、抜け出すきっかけが掴めるかもしれません。
自分がギャンブルをしている目的って、考えたことありますか?その目的が理解できれば、案外ギャンブル以外の方法で達成できると気付けるかもしれませんよ。例えばお金を稼ぐことが目的なら、ギャンブルより稼げる他のことをやればいいですよね。ただの娯楽なのであれば、他の娯楽を探せばいい。競馬で予想を当てて誰かに自慢したいというのが目的なら、そもそもお金をかける必要なんてないと気付けます。
ちなみに僕の場合はこの方法で競馬を引退しました。借金するほど競馬にのめり込んでいましたが、あるときふと自分は何でこんなに競馬にのめり込んでいるんだろう、と考えたんです。結論、「騎手が好きだったから」というのが理由でした。学生の頃から和田竜二騎手が好きで、和田騎手が乗っている馬を買うか買わないか、という馬券購入スタイルで競馬をしていました。和田騎手が勝ったときに、自分も喜びたいという理由でお金をかけていたんです。
ということは、別にお金をかけなくても和田騎手が勝てば嬉しいんじゃないか。と考えてお金をかけない競馬観戦を実践してみたところ、予想通りお金をかけなくても和田騎手が勝ったときは以前と変わらず嬉しかったんです。今でも和田騎手の騎乗馬をチェックして予想し、結果を見るだけのスタイルで競馬を楽しんでいますが、1円もかけていません。コスパ抜群の趣味です。
こんな感じでギャンブルの目的を自分に問うことで、抜け出すきっかけが掴めることもあります。
まとめ
というわけで、今回は「HSPとギャンブル」というテーマで記事にまとめました。もう1度、この記事の内容を振り返っていきます。
- HSPがギャンブル好きになりやすい理由
刺激が強いから
一人でやれるから
自己肯定感が上がるから
探究心がくすぐられるから - HSPがギャンブルを苦手に感じる理由
刺激が強すぎるから
音がうるさすぎるから
お金を失うのが怖いから
民度の低さがしんどいから - ギャンブル依存症になるとどうなるのか
お金を失う
周りの信用を失う
性格が攻撃的になる
自分が成長できなくなる
自分と周りの人生が壊れる - ギャンブル依存症から抜け出す方法
瞑想する
10年後のことを想像する
期限を決めて徹底的にやる
ギャンブルをするきっかけを考える
ギャンブルで学んだことを書き出す
ギャンブルをする目的を自分に問う
ギャンブルにハマるのは悪いことではないです。自己肯定感も上がりますし、ドーパミンで幸せな気分も味わえるので、生活に支障をきたさない程度の金額で楽しめばコスパのいい趣味の1つと言えるでしょう。
ですがハマりすぎて依存症になってしまうと、人生が壊れてしまうリスクがあります。ギャンブルに依存しかけているなと感じたら、今回ご紹介した方法をぜひ試してみてください。きっと抜け出すきっかけが掴めるはずです。
今回は以上になります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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