こんにちは、HSPブロガーのまさちゃんです。今回は少し重いテーマについて書いていきます。
「HSPなんて存在しない」という意見を見かけることがありますよね。HSPという言葉を知って、ようやく自分の生きづらさの原因が見えてきたと思った矢先に、そんな言葉を目にしてしまい、心を痛めている方もいらっしゃるかもしれません。
ですが結論から言うと、「まあ、言わせておけばいいんじゃない?」というのが僕の考えです。理由は「わからない人にはわからないから」です。
とはいえ、HSPが存在しないと主張する人たちの意見にも一理はあるので、今回はその辺りについて一緒に考えていければと思います。
物心ついた頃からずっと、なんとなく生きづらさを感じていました。HSPという言葉を知って、「ああこれは特殊能力なんだな」と感じて、少し気が楽になりました。
その後HSPについて色々と調べ、実践しているうちに、自分なりの生きやすい人生を手に入れました。過去の僕と同じ状況で苦しんでいる方に、少しでも生きやすい人生を考える機会となれれば幸いです。
HSPが存在しないと言われる理由
HSPが存在しないと主張する人たちの意見としては、以下のようなものがありますね。
正直に言うと、これらの意見には一理あります。
医学的な診断基準が存在しない
医学的な診断基準が存在しないのは事実です。HSPは病気ではありませんからね。
誰でも敏感な面はある
それから誰でも敏感な面はありますよね。音に敏感な人もいれば、匂いに敏感な人もいます。HSPでない人だって、時と場合によっては敏感に反応することはあるでしょう。
現代人は誰でも生きづらさを感じている
現代人の生きづらさについても、その通りです。SNSの普及で他人の目がより気になるようになったり、コロナ禍でコミュニケーションの取り方が変わったり。HSPに限らず誰もが生きづらさを感じている時代です。
単なる性格の一つに過ぎない
単なる性格の一つじゃないの?という指摘も、まあわかります。内向的な人もいれば外交的な人もいる、几帳面な人もいればおおざっぱな人もいる、というように性格は人それぞれですからね。
メンタルの弱さを言い訳にしている
メンタルの弱さを言い訳にしているんじゃないの?という意見も、ゼロ理解ではないです。「HSPだから◯◯ができない」という言い訳をしている人を見かけることもあります。
わからない人にはわからない
ですがね、そんなこと言われても、僕らHSPにとってはどうでもいい話なんですよ。
だって確実に「生きづらさ」を感じているんですもん。医学的な診断基準がないとか、誰でも多少は敏感だとか、そういうことを言われたところで、その生きづらさが消えるわけではありません。
HSPという言葉を知る前は「なんで自分だけこんなに疲れちゃうんだろう」「なんでみんな普通に過ごせてるのに自分は息苦しいんだろう」と悩んでいました。でもHSPという言葉に出会って、「ああ、こういう特性を持つ人が一定数いるんだ」と気付けたことで、かなり楽になりました。
わからない人にはわからないと思います。例えば満員電車に乗っても普通に過ごせる人に、満員電車で受ける刺激の強さは伝わらないでしょう。大人数の飲み会でストレスを感じない人に、大人数の中での気疲れは理解してもらえないでしょう。人の感情を敏感に察知してしまうことで消耗する感覚も、そうではない人には伝わらないでしょう。
それでいいんです。
むしろ伝わらない方がいいのかもしれません。HSPの生きづらさがわかってしまったら、それはその人もHSPかもしれないわけですからね。生きづらさを感じずに済む人は、それはそれで幸せなことです。
僕らはHSPという言葉のおかげで、生きづらさの原因がわかりました。そして同じように生きづらさを感じているHSPの仲間とも出会えました。HSPという概念のおかげで、自分の特性に合った生き方を見つけることができました。
もう、それで十分じゃないですかね。
存在しないと言う人に反論する必要もないし、理解を求める必要もないと思います。自分の生きやすさは自分で見つけていけばいいんです。
HSPとして生きていく
HSPという言葉を知って、どう生きていくかは人それぞれです。
その特性を活かして仕事を選び直す人もいれば、今の環境のままでうまく付き合っていく方法を模索する人もいるでしょう。HSPであることを周りにカミングアウトする人もいれば、内緒にしておく人もいるでしょう。
正解は一つじゃありません。自分が心地よく過ごせる方法を、それぞれが見つけていけばいいんです。
このブログでは、HSPという特性を持つ人たちが、少しでも生きやすくなるためのヒントを発信し続けています。今回のように「HSPは存在しない」なんて言われても、別に気にすることはありません。
わからない人にはわからないし、わかる人にはわかる。
それでいいですね。
今回は以上になります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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