こんにちは、HSPブロガーのまさちゃんです。今回は「HSCとHSPの違い」というテーマで記事を書いていきます。
最近、HSPについて発信をしていると「HSCって聞いたことあるんですが、HSPとは違うんですか?」という質問をいただくことあります。確かに似ているようで違う部分も多いので、今回はその違いについて詳しく解説していきたいと思います。
物心ついた頃からずっと、なんとなく生きづらさを感じていました。HSPという言葉を知って、「ああこれは特殊能力なんだな」と感じて、少し気持ちが楽になりました。
その後HSPについて色々と調べ、実践しているうちに、自分なりの生きやすい人生を手に入れました。過去の僕と同じ状況で苦しんでいる方に、少しでも生きやすい人生を考える機会となれれば幸いです。
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HSCとは何か
まずはHSCについて説明していきましょう。HSCとは「Highly Sensitive Child(ハイリー・センシティブ・チャイルド)」の略で、直訳すると「高感受性の子ども」という意味になります。つまり、HSPの子ども時代のことを指す言葉ですね。
ですが「HSPの子ども時代」という捉え方はちょっと正確ではありません。大人のHSPにはない、子ども特有の特徴もHSCには備わっているからです。例えば、HSCの子どもたちは大人以上に刺激に敏感で、感情の起伏も激しい傾向にあります。興味のあることには徹底的に没頭しますし、完璧主義の傾向も強く見られます。また、周りの空気を敏感に察知する力や、深い思考力を持っていることも特徴的です。さらに物音にも敏感に反応し、他者の感情を敏感に感じ取る能力も持ち合わせています。
大人のHSPと共通する部分も多いのですが、刺激への反応や感情の起伏の激しさなどは、HSCの方がより顕著に表れる傾向にあります。また、HSCとして育った子どもが必ずしもHSPになるわけではありません。環境や経験によって、大人になるにつれて感受性が変化していく可能性もあります。
HSPとHSCの違い
では、具体的にHSPとHSCにはどのような違いがあるのでしょうか。主な違いを3つの観点から見ていきましょう。
刺激への反応の仕方
まず1つ目は「刺激への反応の仕方」の違いです。HSCの場合は、刺激に対してより直接的な反応を示します。泣いたり怒ったり、時にはパニックになったりすることもあります。感情をコントロールするのが難しく、その場での対処が必要になることが多いのが特徴です。一方HSPの場合は、ある程度感情をコントロールすることができます。刺激を受けても表面的には平静を保てますが、その代わりに後になって疲れが出てくることが多いですね。
コミュニケーションの特徴
2つ目は「コミュニケーションの特徴」の違いです。HSCは感情表現が素直で、思ったことをストレートに表現します。ただし、自分の気持ちを言葉で表現するのが難しいこともあり、周りの反応を過度に気にする傾向があります。一方HSPは、感情表現をある程度コントロールできます。言葉での表現力も高く、周りへの気遣いもできます。
環境への適応力
3つ目は「環境への適応力」の違いです。HSCは新しい環境に慣れるのに時間がかかります。そのため周りのサポートが必要な場面が多くなります。一方HSPは、普通の人より時間はかかるものの、ある程度環境の変化に対応することができます。これまでの経験を活かして対処法を見つけられますし、自分なりの対処法を持っているのが特徴です。
HSCへの向き合い方
では、HSCの子どもたちとどのように向き合っていけば良いのでしょうか。
まず大切なのは、HSCの子どもたちの行動を「わがまま」や「気難しい」と決めつけないことです。僕らHSPは自分自身の経験から、刺激に敏感で感情が激しくなってしまう気持ちがよくわかるはずです。HSCの子どもたちは、その感覚が僕ら以上に強く、なおかつコントロールが難しい状態なんです。
例えば僕も子どもの頃は、幼稚園や小学校でよく泣いていました。あのときの担任の先生は優しく受け止めてくれましたが、「みんなと一緒に頑張りなさい」と無理やり動かされていたら、きっともっと辛い思いをしていと思います。
こんな感じで、理解ある大人の存在はHSCの子どもたちの成長に大きな影響を与えます。このブログを読んでくださっている方はHSPの方がほとんどかと思います。HSPだからこそ、彼らの気持ちに寄り添い、安全な環境を整えてあげられるはずです。具体的には以下のようなサポートをしてあげたいですね。
慣れない場所に行くときは、事前に様子を説明してあげる。「こういう所だよ」「こんな音がするよ」と予測できる状況を作ることで、不安が軽減されます。
刺激の強い場所では、一緒に休める場所を見つけておく。例えば遊園地に行くなら、人混みを避けられる休憩スペースをチェックしておくといいでしょう。
感情が爆発しそうになったときは、深呼吸を一緒にする。「大丈夫だよ」と声をかけながら、ゆっくりと呼吸を整えていくことで、パニックを和らげることができます。
予定変更があるときは、できるだけ早めに伝える。突然の変更は不安を引き起こしやすいので、心の準備ができる時間を作ってあげることが大切です。
まとめ
HSCとHSPは、確かによく似た特徴を持っています。でも子どもと大人では、その表れ方や対処法が大きく異なります。
もし皆さんの周りにHSCの子どもがいたら、ぜひこの記事で紹介した向き合い方を意識してみてください。そうすることで、HSCの子どもたちは自分の特性を前向きに受け止め、健やかに成長していくことができるかなと思います。
今回は以上になります。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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